1. はじめに
本ドキュメントは、個人開発中のAndroidメモアプリに「メモの詳細表示・編集機能」を追加開発するにあたり、その機能要件を定義するものである。
2. 開発の背景と目的
2.1. 背景
現在のメモアプリは、メモの追加・削除・一覧表示(Read, Create, Delete)は可能ですが、一度作成したメモを修正する機能(Update)が存在しません。これではメモアプリとしての基本的な役割を十分に果たせません。
2.2. 目的
ユーザーが作成したメモを後から修正できるようにし、CRUD(Create, Read, Update, Delete)操作を一通り実現することで、メモアプリとしての基本機能を完成させることを目的とします。
3. 機能要件
3.1. ユーザーストーリー
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メモの編集者として:
- 作成済みのメモの内容を修正し、最新の状態に更新したい。
- メモの一覧から、編集したいメモを簡単に見つけて選択したい。
- 編集を終えたら、スムーズに一覧画面に戻りたい。
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メモの閲覧者として:
- 編集・更新されたメモがどれか、直感的にわかるようにしたい(例:一覧の先頭に表示される)。
3.2. 機能一覧
| 機能ID | 機能名 | 機能概要 |
|---|---|---|
| FE-003 | メモ詳細表示機能 | メモ一覧画面で任意のメモをタップすると、そのメモのタイトルと内容が記載された詳細画面に遷移する。 |
| FE-004 | メモ編集機能 | メモ詳細画面で、タイトルと内容を編集できる。 |
| FE-005 | メモ保存機能 | 編集した内容を保存し、データベースを更新する。保存後はメモ一覧画面に自動で遷移する。 |
| FE-006 | メモ一覧ソート機能 | メモ一覧画面では、メモが更新日時の降順(新しいものが上)で表示される。 |
3.3. 画面フロー
4. 非機能要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ユーザビリティ | ・直感的でモダンなUI(Material Design準拠)を提供する。・編集したメモは、一覧画面の最上部に表示され、ユーザーが即座に変更を確認できるようにする。 |
| 拡張性 | ・今後の機能追加(検索機能など)を考慮し、メモデータに「タイトル」と「本文」の概念を導入する。 |
| パフォーマンス | ・画面遷移やDB更新がスムーズに行われ、ユーザーにストレスを与えないこと。 |
5. スコープ
5.1. 今回やること
- 上記「3. 機能要件」で定義した全機能の実装。
- 機能実装に伴うデータベーススキーマの変更とマイグレーション対応。
5.2. 今回やらないこと
- メモの検索機能
- タグ付け、カテゴリ分け機能
- 画像やファイルの添付機能
- リッチテキスト編集機能(太字、色付けなど)
