はじめに
迎え入れる準備できてますか?新卒研修・オンボーディングを集合知に!オンボーディングハンドブック全公開!
オンボーディングハンドブックは、新卒研修や新メンバーのオンボーディングを円滑に進めるためのガイドです。会社の文化や基礎知識を効果的に伝え、新メンバーが組織の中ですぐに実力を発揮出来たり、よいキャリアプランを描いていけるためのノウハウが詰まっています。
オンボーディングガイドブックは、オンボーディングのTIPSを約50種記載したカタログです。下記画像はイメージです。
Miroにて作成したものをどなたでも利用可能です!
利用はこちら => オンボーディングハンドブック
オンボーディングの様々なTIPSをまとめたカタログとしてお使いいただけます。
オンボーディングのTIPSを「TIPS名」「イメージ」「概要」「説明」「状況」「問題」「結果」「実施イメージ」「ポイント」「関連するTIPS」にあわせて分類しています。
昨今のオンラインワークの中でも利用しやすいよう、すぐにコピー&ペースト可能な「Miro」というオンラインホワイトボードツールで作成をしています。
利用用途やシーンに応じて検索がしやすくなったり、「コミュニティ」としてみなさんの意見を反映できるようになったり、とより広い使い方が可能です。
本カタログは、2025/3/8に開催された「スクラムフェス福岡 2025」のセッション内で皆様からコメントをいただき、公開されました。公開にご協力いただいた皆様、ご協力ありがとうございます
オンボーディングハンドブックとは?
皆さんの会社では新入社員や新しいメンバーをどのように受け入れていますか?
誰かひとりに受け入れを任せっきりで、受け入れが他人事になっていませんか?
自分が新メンバーだった頃に受けたかったオンボーディングはどんなものでしたか?
先輩社員として、新入社員や新メンバーを迎え入れる際に直面するのが、
- どのように会社の文化やマインドセットを伝えるか
- 基礎知識をどのように伝えればよいか
です。
特に難しいのが新卒です。
心に真っ白なキャンバスを持つ彼らは、先輩や講師の話を必死に吸収しようとします。
間違ったことを伝えると、間違いだと気づかずに数年を過ごしてしまうこともあります。
一方で、成長を加速させるマインドセットや文化を知り、体験すれば、彼らがキャリアを作り上げていく財産になります。
新メンバーを迎え入れるには、色々なハテナが出てきます。
- どんなゴールを設定すればよいのか
- どんな楽しさ・怖さがあるのか
- 組織規模によってどんな違いがあるのか
- どんなサポートや雰囲気作りをすればよいのか
あなたが新メンバーを迎え入れるのであれば、新メンバーを含む「私たち」の未来を考えた活動をしたくはないですか?
そんな未来を考え直すきっかけとして、このオンボーディングハンドブックを用意しました!
是非皆様の組織で有効にお使いください!
オンボーディングハンドブックの想定対象者
このオンボーディングハンドブックは、新卒社員や新しいメンバーを迎え入れる立場の方々を対象としています。特に、研修やオンボーディングを担当する先輩社員や人事担当者、研修講師の方に役立つ内容となっています。
直接オンボーディングをする立場にない方だとしても、新しいメンバーが入るチームの方であれば、そのチームメンバー全員が想定読者です。迎え入れ側のマインドセットや注意すべきポイントなど様々な情報を得ることができるでしょう。
オンボーディングハンドブックのアクセス方法
まずはMiroのボードにアクセスしてみましょう。
初めての方向けに操作説明が出てきます。
※2回目以降のアクセスの場合には、過去のアクセス場所が記録されます。
マウスでの移動方法を覚えましょう。
①右クリックを押しながら上下左右に移動できる
②ホイールもしくはボード右下の「-」「**%」「+」のボタンを使って拡大・縮小
③ボタンの右上の「→」を左クリックして移動
の3つを覚えておけば問題ありません。
あとは、目次に沿って好きにお使いください!
ボードは誰でも編集可能ですので、必要に応じて誰でも情報を追加・更新いただけます。
こんな内容が目次にはあります。
- オンボーディングハンドブックとは -> オンボーディングハンドブックの説明が書かれています
- ハンドブックな使い方 -> Miroを駆使したハンドブックの使い方が書かれています
- ハンドブックのTIPS一覧 -> TIPSの一覧からリンクで飛べるようになっています
- TIPSテンプレート -> 後述の「自分でTIPSを書き足す」を参照
- ハンドブックの製作者について -> 製作者情報が参照できます
- みんなのメモ -> 後述の「みんなのメモ」を参照
オンボーディングハンドブックの見方
TIPSは、大分類・中分類・関連するTIPSの3つの区分で左から順に内容が記載されています。
大分類
下記のような分類で別れています。大きくは「マインドセット」「研修」「オンボーディング」の3分類で、もう少しブレイクダウンした分類をしています。
- マインドセット
- 研修の準備
- 研修の実施
- 研修の実施後
- オンボーディングの準備
- オンボーディングの初期段階
- 継続的なオンボーディング
- 研修・オンボーディング実施者のノウハウ
中分類
大分類の中で、それぞれ更に区別をしています。
大分類「マインドセット」であれば
- 迎え入れるうえで大切にしたいこと
- 普段から大切にしたいこと
などの中分類があります。
関連するTIPS
中分類にそれぞれ1つ以上、関連するTIPSが16:9のスライドサイズで載っています。
オンボーディングハンドブックの使い方
利用シーン別に、想定している使い方をいくつか紹介します。
眺める
これから「迎え入れ」をする立場の場合、これらをざっと眺めて「意識を変える」ところから始めてみましょう。いくつか参考になるものを見つけて、研修やオンボーディングの設計に取り込んでみましょう。
検索する
「こういうTIPSあったっけ」という時にお使いください。
目次からTIPS名を探したり、「ctrl(cmd) + F」でキーワードを検索すればヒットするようになっています。
説明に使う
他の人にTIPSの概要を伝えるために最適です。
リファレンスとして使うと同じように、検索してお使いください。
TIPSの拡張の仕方
オンボーディングハンドブックはみなさんが著者・編集者になれます。是非、皆さんのお気に入りの手法を載せていってください!
下記のどのやり方でも、ふりかえりカタログの記入に参加できます。
好きなTIPSに投票する
「このTIPS好き!」「お気に入りです!」というものを見かけたら、TIPSの右下にあるハートマークを左クリックしてください。これだけで、みなさんの「好き」「推し」を表現できます。
みんなのメモを書く
「こういうTIPSもあるよね」「このTIPSの情報を載せてほしい!」「この資料が参考になる」というものがあれば、みなさんの手で書き残して下さい。こちらに記入いただいた内容は、別途コミュニティ運営メンバーによって加筆修正のうえ、TIPSとして書き加えられる可能性があります。
自分でTIPSを書き足す
自分でTIPSを書きたい!という方は、テンプレートをコピーして、自分で手法を作ってしまってOKです!こちらに記入いただいた内容は、別途コミュニティ運営メンバーによって加筆修正のうえ、適切な場所に移動します。
どんなに粗々でもいいので、書いてみてOKです。
オンボーディングハンドブックの利用上のお願い
是非、色んな所で利用いただきたいので、「よい」と思ったら色んな所でリンクを展開・共有いただけますと幸いです。また、利用する際には、このQiita記事またはX(Twitter)等で「オンボーディングハンドブック」の単語を入れてポストいただけると、作成者一同の励みになります。(もちろん強制ではありません)
また、誤字脱字等見つけましたら指摘をお願いいたします。wishlistやX(Twitter)等で書いていただければ、拾い次第更新します。
Special Thanks
企画編集を一緒に続けてくれたえーちゃんさん、構成のアドバイスをくれたakiさん、パタン目線の意見をくれたkyonさん、そして登壇を聞いてくれてコメントしてくれたスクラムフェス福岡の参加者の皆さん、ありがとうございます!