未経験からエンジニアへ。スパルタキャンプ Laravel編で学んだこと全記録
27歳まで薬剤師として働いていましたが、「このままでいいのか?」「もっとワクワクすることを仕事にできないか?」と悩んでいました。
本記事では、そんな私が 未経験からWebエンジニアを目指し、スパルタキャンプ Laravel編に参加して得た知識・経験を中心にまとめます。同じように未経験から挑戦する方の参考になれば幸いです。
📖 目次
なぜITの世界へ興味を持ったのか
薬剤師として日々働いている中で、ふと「何かを自分で創り出してみたい」という気持ちが湧いてきました。
日常業務に大きな不満があったわけではありませんが、どこか物足りなさや、今後のキャリアに対する不安がありました。家でできる仕事、スキルとしての再現性、そしてなにより 手に職がつく分野としてITに興味を持ちました。
Progateで初めてHTML/CSSを触ったとき、パズルを組み立てるような感覚でとても楽しかったのを覚えています。それがエンジニアへの第一歩でした。
独学での限界と悩み
Progateやドットインストールを通じて簡単なWebページは作れるようになりました。
ただ、あるときふと気付きました。
「このスキルだけで本当に仕事になるのか?」
「チーム開発もしたことないし、サーバーって何?」
そんな不安に襲われました。書籍を読んでいても、手を動かすだけでは 「実務」のイメージがまったく湧かない。
28歳で未経験。正直、どこも雇ってくれないかもしれない…そんな焦りもありました。
スパルタキャンプとの出会い
そんなとき、Twitterで見かけた「スパルタキャンプ Laravel編」の文字。
迷う間もなく、応募。そしてまさかの合格。
やるなら本気でやる。そう決めて当時の職場を退職し、私は IT業界に飛び込む決意 をしました。
🏕 スパルタキャンプとは?
スパルタキャンプは、未経験からでもわずか1ヶ月でWebアプリが作れるようになることを目指した、短期集中型のプログラミング合宿です。
・参加費は完全無料、宿泊も提供されるため、経済的な不安なく学習に集中できます。
・土日に講義、平日は課題をこなすスタイルで、やる気次第でどこまでも成長できる環境が整っています。
・最終日には、自主制作で開発したアプリをプレゼン形式で発表する場があり、1ヶ月の成果を形にして共有する経験も得られます。
・また、平日には1日だけ、実際に起業されている先輩方の体験談を聞く機会が設けられており、アプリ制作における発想や方向性に迷ったときの道しるべになります。
・開催地は岩手県の八幡平市(はちまんたいし)。自然豊かで静かなこの町は、学習に集中するにはぴったりの環境ですが、移動には車があるとより便利です。
💪 応募のきっかけと決意
僕が応募した当時は、「Laravel」「Python」「Swift」の3つの開発言語を軸としたプロジェクトが用意されていました。
これまでWordPressでの開発経験やWebに関する学習を続けていた背景があったため、PHPベースのLaravelコースを選択することに。
スパルタキャンプ Laravel編 前半
🛠 事前学習と環境構築
- GitHub アカウントの作成と SSH 接続
- Laravel Sail(Dockerベース)によるローカル開発環境構築
- VS Codeの基本設定
🌐 HTML/CSS と PHP
- セマンティックなHTMLの書き方
- Flexbox、Gridでのレイアウト設計
- PHPの基本文法(変数、配列、if文、ループなど)
🐧 Linuxとは?
Linuxは、プログラミングの現場でよく使われる オープンソースのOS です。
ターミナルからの操作が中心で、例えば以下のようなコマンドを使ってファイル管理を行います:
cd /var/www
ls -la
touch index.html
sudo chmod 755 script.sh
シンプルなテキスト操作でシステムを動かせるLinuxは、最初はとっつきにくいですが覚えると非常に強力な武器になります。
🐙 Gitとは?
Gitはソースコードのバージョン管理システムです。
一人でもチームでも「いつ、誰が、何を変更したか」が明確になります。
主なコマンドは以下の通りです。
git init
git add .
git commit -m "初回コミット"
git push origin main
初めは覚えるのに苦労しましたが、チーム開発では必須のスキルです。
スパルタキャンプ Laravel編 後半
🗃 データベースとEloquent ORM
- MySQLとSQLの基本(
SELECT,INSERT,JOINなど) - Laravelのマイグレーション・シーディングの仕組み
- モデル間のリレーション(1対多、多対多)
🔄 CRUD処理の実装
- ルーティング → コントローラー → ビュー の流れ(MVC)
- Bladeテンプレートでの変数埋め込み、ループ
- フォームリクエストでのバリデーション
- LaravelのAuthでログイン・ユーザー管理を導入
📝 実践:ブログアプリ制作
- ユーザー登録・認証機能
- 記事登録・一覧表示・詳細表示
- 記事編集・削除
- コメント投稿・一覧・編集・削除
- BladeとControllerのデータ連携
- BootstrapでUIを整える
💻 自主制作:電子カルテアプリ
ポートフォリオとして個人事業主の薬剤師が使える、電子カルテアプリを制作しました。
- 患者情報の登録・編集・削除
- 投薬履歴の登録・検索機能
- ログインユーザーによるアクセス制限
- Bootstrap×LaravelのUI構成
キャンプを終えて
このキャンプを通じて、「エンジニアとして必要な思考力とスキルセット」の土台ができました。
- 手を動かしながらの学習で、ただの写経から脱出
- ペア開発やコードレビューの経験
- LinuxやGitなど、現場で必須な技術を体感
- Laravelの基礎をしっかり押さえることができた
最後に
30歳という年齢での未経験転職は、正直とても怖かったです。
でも、「変わりたい」と思った自分を信じて一歩踏み出して本当に良かったと今は思えます。
これからもLaravel、Vue、インフラ領域まで幅広く学び柔軟性の高いエンジニアを目指していきます!
ご覧いただきありがとうございました。
同じように未経験から挑戦する方の励みになれば嬉しいです!