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プライベートサブネットのRDSへの接続方法

Last updated at Posted at 2023-06-19

はじめに

今回は、プライベートサブネットのRDSの接続方法についてまとめてみたので共有します。
新サービス「EC2 Instance Connect」 を利用した接続方法についても調査したので必見です。

RDSの接続方法

以下に、4つの接続方法を紹介します。
それぞれメリット・デメリットがあるため、システムに合った方法を選択することをおすすめします。

① EC2を踏み台サーバとして利用する

1つ目は、EC2を踏み台サーバとして利用する方法です。
接続方法は、このようになります。

  • プライベートサブネットに踏み台サーバとしてEC2インスタンスを作成し、SSM Agentをインストール
  • 踏み台サーバには、Session ManagerまたはFleet Managerでアクセス
  • EC2にDBクライアントをインストール
  • 踏み台サーバのDBクライアントツールからRDSに接続

※クライアントツールにて、

  • GUIを使いたい場合は、Windows + Fleet Manager
  • CUIを使いたい場合は、Linux + Session Manager

で踏み台サーバを作成ください。

メリット

  • EC2は利用しないときに停止しておくことで、料金を抑えられる
  • 操作ログを管理できる

デメリット

  • EC2の管理が必要になる

② EC2をポートフォワーディングに利用する

2つ目は、EC2をポートフォワーディングに利用する方法です。
接続方法はこのようになります。

  • プライベートサブネットに配置したEC2にSSM Agentをインストール
  • 手元のクライアント端末(EC2でない)のDBクライアントから、EC2を経由してRDSに接続
    ※EC2が、SSH(22)で届いたポートをRDSのポート(3306や5432)に転送

メリット

  • EC2は利用しないときに停止しておくことで、料金を抑えられる
  • 操作ログを管理できる

デメリット

  • EC2の管理が必要になる
  • クライアント端末からデータを操作できるため、機密性の高いデータを扱う際には注意が必要になる

③ Client VPNを利用したVPN接続

3つ目は、Client VPNを利用したVPN接続です。
接続方法は、このようになります。

  • Client VPNを利用し、RDSへクライアント端末から接続する。

メリット

  • 通信はすべて暗号化されるため、セキュア
  • マネージドサービスのため、管理の手間が省ける

デメリット

  • ①、②と比べるとコストが高い

  • Client VPNのランニングコストは2つに大別されます。

    • エンドポイントアソシエーション:0.15USD/時間
      ※通常は、24/365稼働となるため、関連付けるサブネットごとに、約15,000円/月となります。
    • 接続時間:0.05USD/時間
  • 証明書管理によって、運用コストが変わる

④ EC2 Instance Connect Endpointを利用する

4つ目は、EC2 Instance Connect Endpointを利用する方法です。
→こちらは2023年6月より利用できなくなりました。

  • EC2 Instance Connect Endpointを作成
  • EC2 Instance Connect Endpointに紐づけるセキュリティグループ設定で、RDSのポート(3306や5432)のアウトバウンド通信を許可
  • RDSインスタンス側のセキュリティグループでVPC Endpointからのインバウンド通信を許可
  • クライアント環境でAWS CLIを利用できるよう初期設定
  • EC2 Instance Connect Endpoint経由でRDSへ接続

メリット

  • EC2の管理が不要で、手間が省ける
  • EC2 Instance Connect Endpointは利用料金が無料のため、①、②と比べコストが安価に
    ※データ転送料は課金される

デメリット

  • 操作ログを収集する機能が提供されていない(ログはAWS CloudTrailのみに出力される)
  • 1つのVPCに1つのEC2 Instance Connect Endpointしか作成できないため、EC2 Instance Connect EndpointのエンドポイントがあるサブネットにAZ障害が起きると使用できない

おわりに

こちらの記事を参考にまとめさせていただきました!

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