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Alibaba Cloudでの Server Load Balancer 利用手順

Last updated at Posted at 2019-05-15

SLB作成手順

Alibaba Cloudでは、仮想ロードバランサの事をServer Load Balancerと呼称しており、その利用手順を記載します。ちなみにSLBの機能は、AWSのCLB、ALB、NLB3つの機能をいい感じに集約しています。

1. サービスの選択

ログイン後のコンソールで、「Server Load Balancer」をクリックします。
WS000000.JPG

2. ロードバランサの作成

「ロードバランサの作成」をクリックします。
WS000001.JPG
ロードバランサのパラメータとして、以下を入力して、「今すぐ購入」をクリックします。

  • リージョン
  • プライマリーゾーン
  • バックアップゾーン
  • インスタンス名
  • インスタンスタイプ(外部公開/内部公開)
  • インスタンススペック
  • 個数 WS000003.JPG 利用規約に同意して、「有効化」をクリックします。 WS000004.JPG

3. ロードバランサのリスナー設定

先程作成したロードバランサで「リスナーの設定」をクリックします。
WS000005.JPG
接続することプロトコルとポート番号(今回はHTTPと80)を入力して、「次へ」をクリックします。
WS000007.JPG

4. ロードバランサのバックエンド設定

VServerグループが選択されている事を確認して、「VServerグループの作成」をクリックします。
WS000009.JPG
VServerグループ名を入力して、「追加」をクリックします。
WS000010.JPG
既存のECSインスタンスの中から、バックエンドとなるインスタンスにチェックを入れて、「次のステップ:重みとポートの設定」をクリックします。
WS000012.JPG
バックエンドがリッスンしているポート番号(80)と、重み(100)を入力して「次へ」をクリックします。
WS000013.JPG

5. ロードバランサのヘルスチェック設定

ヘルスチェックの項目を確認、必要であれば変更して、「次へ」をクリックします。
WS000014.JPG
確認画面が表示されるので、「送信」をクリックします。
WS000015.JPG
作成が完了したら、「OK」をクリックします。
WS000017.JPG

6. ロードバランサの動作確認

ステータスは実行中であっても、ヘルスチェックが通るまでは利用不可と表示されます
WS000018.JPG
ヘルスチェックが正常になったら、バックエンドにアクセス可能です。
WS000019.JPG
WS000021.JPG

補足1

AWSと違い、ロードバランサと仮想マシン間は常に全て許可されています。その為、ヘルスチェック設定の際にセキュリティグループを設定する必要はありません。個人的にこれは結構嬉しいと思っています。
逆に、ロードバランサにセキュリティグループ設定が出来ないという仕様でもある為、インターネットのどこからでもロードバランサへアクセス可能となってしまいます
本来のロードバランサの意義を考えれば、インターネットのどこからでもロードバランサへアクセスが可能となるのは問題ないはずですが、アドミンアクセス等で利用する経路はロードバランサでなく、リバースプロキシを立てる必要があるようです。

補足2

今回のECSバックエンドサーバーでは、CentOSやUbuntuでなく、AmazonLinux感覚でAliyunOSを採用しました。
yum install -y nginxを実施した所、nginxでなくtengine(AlibabaがNginxからForkしたプロダクト)がインストールされて、びっくりしました(小並感

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