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CHKOUT ,CHKIN コマンドで簡易的な排他をする

Last updated at Posted at 2022-11-30

IFS上に存在するファイル(テキスト,ini,PHP,JS,etc...)を、読み取り/複製 は可能だが、変更/削除 をさせない状態にするコマンド、CHKOUT/CHKIN をご紹介。

コマンドの使い所

何かの作業中(または常用的)に、開発者のミスで大事な設定(ini,conf)等を誤って変更/削除しない様にブロックさせる、簡易的な排他に使うなどなど。
例えば、PHPサーバー(CS^2、CP+など)のインストール作業中、後に、/www/xxx/conf/httpd.conf を変更をブロックしたいとする。

方法

使用するコマンド

CHKOUTコマンドでは、CHKOUT を実行したカレント・ユーザー以外は、読み取り/複製 のみ可能となる。例え ALLOBJ のユーザーでも 変更/削除 は出来ない。

排他ON/OFF手順

  1. 作業者と異なるユーザープロファイル(HOGEUSER)でサイオンする
  2. 排他ON HOGEUSERCHKOUT OBJ('/www/cs2/conf/httpd.conf') を実行する
  3. ~~~ 何らかしらの作業 ~~~ ※この間 HOGEUSER 以外変更不可
  4. 排他OFF HOGEUSERCHKIN OBJ('/www/cs2/conf/httpd.conf') を実行する

もし排他ONの状況で削除したりすると、以下の様になる。
2022-11-11_142854.png

使い方・その他

  1. オプション SUBTREE(*ALL) サブディレクトリ配下のオブジェクトも対象。
  2. オブジェクトパスの指定にパターンマッチが使用可能。
    • (A) * :任意の文字列 CHKOUT OBJ('/home/ushiday/temp/a*')
    • (B) ? :任意の文字 CHKOUT OBJ('/home/ushiday/temp/a00?0.txt')

以下は、上記 (A)と(B) でマッチするオブジェクト例

/home
 ├ ushiday/
     └ temp/
         ├── a.txt (A)
         ├── a001.txt (A)
         ├── a0020.txt (A)(B)
         ├── a0030.txt (A)(B)
         ├── b.txt

考慮点

  • オブジェクト(ファイル)のみが排他され、ディレクトリは排他されない。
  • 排他オブジェクトを含むディレクトリは、リネーム可能。削除は出来ない。
  • CHKOUT 中にディレクトリ・リネームしたら、CHKIN はリネーム後のパスで行う。
  • CHKOUT 可能なオブジェクトは限られている。※詳細は公式リンク参照
  • CHKOUT 中の一覧が分からない(※今のところDSP系コマンド見つからず)
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