はじめに
この記事は、前回の不動産分析ツールの記事の続編です。
私はAIをおもちゃやお供として遊んでいるうちに、大きな成果を生み出せる人になれると信じています。この記事も、そんな試行錯誤の一つです。
この記事で分かること:
- AIを使った開発で壁にぶつかった時の対処法
- 無料AIと有料AIの決定的な違い
- AI課金の判断タイミング
対象読者:
- AIを使ってプログラミングしている初心者
- 無料AIだけで頑張っている人
- 「課金すべき?」と悩んでいる人
何を作ろうとしたのか
目標:
ユーザーが駅名を選ぶだけで、不動産データの分析レポートが自動生成されるシステム
技術的な課題:
フロントエンド(JavaScript)とバックエンド(Python)を繋ぐ必要がある
→ Flaskという技術が必要 → 未経験
2ヶ月の格闘:無料AIの限界
使っていた無料AI
- ChatGPT(無料版)
- Copilot
- Gemini
- その他
何が問題だったのか
問題1:回答が断片的
私:「Flaskでデータを受け取れません」
AI:「このコードを使ってください」
私:(試す)→ 別のエラー
AI:「今度はこれを...」
私:(試す)→ またエラー
→ 延々とループ
問題2:全体像が見えない
- 部分的な修正だけ提案される
- なぜそうするのか分からない
- 他の部分との繋がりが見えない
典型的な1日
朝:AIに質問
昼:エラーでググる
夕:別のAIに質問
夜:振り出しに戻る
これが2ヶ月続きました。
「もう諦めて、手動入力でいいかな...」と本気で考えました。
転機:知人の一言
エンジニアの知人に相談:
「その悩み方なら、Claude Proに課金した方が早いよ」
決断:
- 2ヶ月 × 5時間/日 = 300時間
- Claude Pro = 月3,000円
→ 課金することにしました
AI課金後:4日で解決
契約したのは
Claude Pro(月額約3,000円)
何が変わったのか
| 無料AI | Claude Pro | |
|---|---|---|
| 理解できる範囲 | 短いコードのみ | プロジェクト全体 |
| 回答の質 | 部分的 | 根本原因を指摘 |
| 効果 | 堂々巡り | 4日で解決 |
決定的な違い:長いコードを読める
無料AI:
私:「エラーが出ます」(一部のコードを送る)
AI:「ここを直して」
私:(直す)→ 別のエラー
→ 繰り返し
Claude Pro:
私:「全コードです」(1000行以上を送る)
Claude:「問題は3箇所あります:
1. 50行目のルーティング
2. 125行目のパス
3. 200行目のデータ受け取り方」
私:(3箇所を修正)→ 動いた!
プロジェクト全体を理解してくれるのが圧倒的でした。
でも、2ヶ月は無駄じゃなかった
もし最初から課金していたら
- Claudeの回答を理解できなかった
- なぜ動くのか分からなかった
- 次に応用できなかった
2ヶ月悩んだからこそ
- ✅ 基礎知識が身についていた
- ✅ エラーに慣れていた
- ✅ Claudeの指摘が理解できた
結論:2ヶ月の格闘 + 4日の課金 = 本当の習得
AI課金の判断基準
課金すべきタイミング
こんな状況なら課金を検討:
- 同じ問題で1週間以上悩んでいる
- 無料AIの回答で堂々巡り
- 時間をお金で買いたい
課金しなくていいケース
- 簡単な質問や調べ物
- 学習の初期段階
- 試行錯誤を楽しめる
私の判断
課金した理由:
- 時間の節約(300時間 vs 3,000円)
- 完全に行き詰まった(2ヶ月)
- プロジェクトを完成させたい
ただし、最初から課金はしない方が良いです。
基礎は自力で身につける方が理解が深まります。
他のAIも使い分ける
私が使い分けているAI:
| AI | 使い方 |
|---|---|
| Claude Pro | 複雑な開発(メイン) |
| ChatGPT | 基本的な質問 |
| Grok | アイデア出し |
| Copilot | コード補完 |
特にGrokが「BeautifulSoup4を使えばいい」と教えてくれたのが、
プロジェクトのスタートでした(無課金で)。
一つのAIに固執せず、使い分けるのが重要です。
まとめ
学んだこと
-
まず自力で基礎を固める
- 最初から課金は不要
- 悩む時間も学習のうち
-
行き詰まったら課金を検討
- 1週間以上同じ問題 → サイン
- 時間はお金で買える
-
AIは使い分ける
- 複雑な問題:有料AI
- 簡単な質問:無料AI
これから始める方へ
AI開発で壁にぶつかるのは当たり前です。
おすすめの流れ:
- まず無料AIで挑戦(基礎のため)
- 1週間行き詰まったら課金検討(時間のため)
- 有料AIを効果的に使う(目的のため)
AIをおもちゃやお供として楽しく遊びながら、
気づけば大きな成果を生み出せる——そんな開発ができたら最高ですね。
この記事が、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。