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.NetデコンパイルツールdotPeekを試してみる

Last updated at Posted at 2019-06-29

概要

JetBrains社の.Net言語デコンパイルツール dotPeek を試してみたメモです。

更新履歴

日付 内容
2021/04/01 デコンパイル結果についての記述を修正。

環境

Windows10
VisualStudio2017
JetBrains dotPeek 2019.1.2

参考

インストール

ダウンロード&インストール

JetBrains社のサイトからダウンロードします。
https://www.jetbrains.com/decompiler/

インストーラーexeファイルを起動します。
とりあえず dotPeekをInstallにします。

Install00.png

画面下部のライセンス同意にチェックを入れて[Next]をクリック、インストールが始まります。
Install01.png

完了です、特に問題になることはありませんでした。

起動

dotPeekを起動してみます。

起動画面

起動直後は以下の様になります。

dotPeek_Startup.png

exeやdllをドラッグ&ドロップすると以下のような画面になります。
pdb が使用可能な場合はデコンパイル結果ではなくソースファイルが表示されます。

dotPeek_Decompile.png

表示はC#のみのようですが、元ソースがVBとかの場合はどうなるのかは試していません。

操作メモ

いくつか操作を試したメモです。

File Structure

[windows] -> [File Structure]
で現在開いているファイルの変数リストが見られます。

filestructure.png

プロパティ

右クリック -> [Properties] でアセンブリ情報が見られます。

property.png

Find Usages

Assembly Explorer のツリーから右クリック -> [Find Usages]を選択すると、使用されている箇所が表示されます。

findusages.png

IL Viewer

[windows] -> [IL Viewer] で中間言語を見ることができます。

ILViewer.png

Show Compiler-generated Code

これを有効にすると、コンパイラが生成したコードが見られるようです。

元ソース
namespace ConsoleApp1
{
    class Program
    {
        // ラムダ式
        static public Func<int, int> func = x => x * 10;

        static void Main(string[] args)
        {

            Console.WriteLine("Result : {0}", func(5));

        }
    }
}

generatedcode.png

<.cctor>b__3_0(int x):int というのが元ソースのラムダ式から生成されたコードの様です。

まとめ

ドラッグ&ドロップで手軽にデコンパイルできたので、すごいツールだと思います。
リリースノートを見ると、細かくアップデートされているようです。
デコンパイルした後の表示はC#のみのようですが、F#などの関数言語コードはどんな感じに表示されるのかが気になります。

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