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【実例で見る】PHPのエラーの種類と解決方法

Last updated at Posted at 2020-02-23

本記事の位置づけ

PHPでよく出くわすエラーの種類を実際の事例と共に紹介していきます。

エラーの種類

よく出るものはこんな感じ。

実例と共に見る解決方法

Fatal error(致命的なエラー)

これは重大な致命的なエラーです。処理はこのエラー部分で停止します。

【よくある原因】
関数の二重定義や未定義関数の呼び出しなど。

【実例】
「未定義の関数を呼び出す」
以下のコードは、スペルミスによって未定義のhellという関数を呼び出してしまっています。

fatal_error.php
<?php
    function hello(){
        $hello = "こんにちは";
        echo $hello;
    }
    hell();
?>

【表示されるエラー】
undefined(未定義)な関数のhell()が呼ばれていると言われています。
Fatal error: Uncaught Error: Call to undefined function hell() in /public_html/fatal_error.php:6

Parse error: syntax error(構文エラー)

これは構文(文法)のエラーです。この場合は処理はされず、エラーが表示されるだけの画面になります。

【よくある原因】
スペルミスや括弧の閉じ忘れなど。
(特に初心者の方は{},<>などのように括弧を開いたら閉じる習慣をつけましょう。)

【実例】
";"(セミコロン)忘れ」
以下のコードは、$hello = の行に";"を忘れています。

syntax_error.php
<?php
    $hello = "こんにちは"
    echo $hello;
?>

【表示されるエラー】
実際に付け忘れている行ではなく、一つ下のechoにエラーが出ます。
Parse error: syntax error, unexpected 'echo' (T_ECHO) in /public_html/syntax_error.php on line 3

Warning(警告)

これは直したほうがいいだろうくらいの間違いの指摘です。実行自体は止まらずに進み続けます。

【よくある原因】
参照先のファイルがないときや引数の型が違うときなど。

【実例】
「存在しないファイルの参照」
以下のコードは、存在していないhello.txtというファイルを参照しようとしています。

warning_error.php
<?php
    $filename = "hello.txt";
    $hello = file_get_contents($filename);
    echo $hello;
?>

【表示されるエラー】
ファイルを開くことが出来なかったと言われています。
Warning: file_get_contents(hello.txt): failed to open stream: No such file or directory in /public_html/warning_error.php on line 3

Notice(注意)

これは単なる注意なだけで、処理自体は無視して実行されます。しかし、セキュリティ的な面から見てもよくないエラーです。

【よくある原因】
未定義の変数の使用や関数の引数ミスなど。

【実例】
「未定義の変数の使用」
以下のコードは、未定義の$helloという変数を使用しています。

notice_error.php
<?php
    echo $hello;
    $hello = "こんにちは";
?>

【表示されるエラー】
helloがUndefined(未定義)だと言われています。
Notice: Undefined variable: hello in /public_html/notice_error.php on line 2

参考

$_GET, $_POSTなどを受け取る際の処理(Qiita)
基本中の基本!PHPのプログラミングエラーの種類と内容

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