ChatGPT の会話履歴は、思考の整理や業務記録として非常に価値があります。
しかし、ChatGPT の画面上で過去の会話を探すのは意外と手間がかかります。
公式にはエクスポート機能が用意されていますが、視認性や一覧性の観点では、
「自分の発言だけを抽出して読み返したい」というニーズも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自分の発言だけを抽出して閲覧できるバックアップ用サイトを作成しました。
サイトはこちら 👇
https://uni928.github.io/ChatGPTSearcher/index3.html
概要
このツールは、ChatGPT の会話ログをコピー&ペーストするだけで、
自分の発言だけを抽出して整理・表示することができるものです。
各発言をクリックすると、それに対応する ChatGPT の返答を左下にポップアップ表示します。
対話を再現しながらも、あくまで「自分が何を聞いたか・どう依頼したか」を中心に確認できます。
出力形式は HTML ですので、ファイルを保存しておけば
後からブラウザで開くだけで、視覚的に分かりやすく会話内容を再確認できます。
公式エクスポート機能と同様に HTML 出力ですが、
構成がシンプルかつ読みやすい点を重視しています。
公式エクスポート機能との違い
ChatGPT の公式エクスポート機能は、すべてのメッセージを JSON または HTML 形式で保存します。
しかし、会話全体が長くなると、どこに自分の質問や依頼があったのか探すのが大変です。
そこでこのツールでは、
- 自分の発言のみを右側(緑色の吹き出し)に表示
- クリックすると 対応する ChatGPT の返答(灰色)を左下に表示
 というデザインを採用しました。
これにより、ChatGPT との長いやり取りでも、
「自分がどう聞いたか」→「その返答がどうだったか」を、
視線移動の少ない形で確認できます。
視認性を上げるために実施した工夫
- 自分の発言だけを一覧化し、クリックで ChatGPT の発言を展開できるようにした。
- 自分の発言は右側・緑色、ChatGPT の発言は左側・灰色で表示。
- スマホでも見やすいようにレスポンシブ対応。
- 吹き出しの横幅を固定せず、視認性を優先したレイアウト設計。
- HTML ファイル単体で動作し、インターネット接続不要(ローカルで閲覧可能)。
これにより、バックアップ後の閲覧性を大きく向上させました。
公式の履歴画面よりも軽く、目的の会話をすぐに見つけやすくなっています。
バックアップの取り方
- ChatGPT のチャット画面を開きます。
- 
Ctrl + Aで全選択 →Ctrl + Cでコピーします。
- このサイト にアクセスします。
- テキストボックスにペーストし、自分の発言を抽出するならばチェックボックスにチェックを入れ、「index.html をダウンロード」をクリックします。
- ダウンロードしたファイルを開くと自分の発言だけが右側に並び、クリックで ChatGPT の返答を確認できます。
- HTML を保存しておけば、いつでも再閲覧可能です。
利用上の注意と推奨
このツールは読みやすさを重視した「閲覧用バックアップ」です。
ChatGPT 側へ再インポートはできません。
そのため、今後 ChatGPT に公式の「インポート機能」や「履歴統合」機能が追加された際に備えて、
公式のエクスポート機能によるバックアップも併用することを推奨します。
つまり、
- このツール → 見やすく整理された日常用バックアップ
- 公式エクスポート → 将来の再インポート・長期保存用
 と使い分けると安心です。
まとめ
ChatGPT の会話は単なるメモではなく、思考の履歴でもあります。
「自分がどんな質問をして、どんな答えを得たか」を明確に振り返ることで、
学習や業務の質を上げることができます。
今回紹介したツールは、そうした“振り返り”をより簡単に行うためのものです。
読みやすく、整理しやすい会話バックアップとしてぜひ活用してみてください。
閲覧ありがとうございました。
ご意見や改善提案などありましたらコメントで教えていただけると嬉しいです。