WindowsとMacはマウスとキーボードの動きが結構違うので、最初はとまどいます。
WindowsユーザーがMacを利用する場合、最初に以下の幾つかの設定を行うと、格段に使いやすくなります。
この記事には元Windowsユーザとしての筆者の偏りが含まれているかもしれませんが、ご容赦ください。
マウスの設定
- [システム環境設定]の[マウス]から設定画面を開きます。
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スクロールの方向「ナチュラル」のチェックを外します
MacのナチュラルはWindowsの逆です。
Windowsのニュアンスでスクロールしようとすると、逆の動きをするのでびっくりします。 -
副ボタンのクリックのチェックを入れます
Macは昔はマウスに右クリックがなく、オプションボタンを押しながらクリックしてクリックメニューを表示していました。
今はMacでも割と普通に右クリックが使用されています。 -
マウスの軌跡の速さを早めに設定する
マウスの性能差もありますが、Macだとポインタの移動が結構遅いので、早めに設定します。
マウスによって、マウス本体自体にポインタの移動速度の設定があるものもあります。
キーボードの設定
- [システム環境設定]の[キーボード]の設定画面を開きます。
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キーのリピートとリピート入力認識までの時間を最短にする
Macの最初の設定では、キーのリピートとリピート入力認識までの時間がかなり遅いです。
最短に設定してもなお、遅いと感じることがあります。
その場合は、karabinerなどのツールを使って調整します。
karabinerは Windowsで言うところの窓の手みたいなものです。 -
F1,F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用をチェックする
Macのファンクションキーにはブライトネスや音量などのキーが割り当たっています。
Windowsを使っているとF7,F8などでカナ変換などを行うと思いますので、ファンクションキーとして利用する方が自然です。
(この設定は後述のWindows風のキー操作と共に使います)
このチェックを有効にした場合、音量などのキーを使う時は「fn」キーを押しながら音量キーなどを押します。 -
同じキーボード設定の[入力ソース]タブを開きます
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ライブ変換のチェックを外す
Macは入力中に単語の変換をスペースキーを押さなくても自動的に変換してくれます。
しかし、Windowsユーザはスペースキーでの変換に慣れているので、ライブ変換があると使いにくく感じます。 -
Windows風のキー操作のチェックを入れます
Windows風のキー操作で得られる操作感の違いは、いくつかありますが、恐らく最も多様されるのが、F7,F8などのファンクションキーをひらがな、カタカナ変換などで使用する部分だと思います。
それ以外にも得られる恩恵は幾つかありますので、こちらで確認してみてください。
(この設定は「F1,F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用をチェックする」と合わせて使用します)