JSTQBとは
Japan Software Testing Qualifications Boardの略で
ソフトウェアテストに関する国際資格です。
現在、日本で受験できる試験は以下の3種類となります。
初級:Foundation Level
上級:Advanced Level テストマネージャ
上級:Advanced Level テストアナリスト
難易度について
初級
基本情報技術者試験と同レベル
合格率 60%前後
上級
応用情報技術者試験よりは少し易しい
合格率 20%前後
保有者の人数
おそらく、このような分布になると思われます。
現在CBT移行中で、テストアナリストの試験が開催されていないため、
当面、保有者の数が増えることはありません。(2023年2月現在)
公式サイト
https://jstqb.jp/attribute.html
企業の認知度は
一般のIT企業にはまだまだ浸透していない感じ。
ソフトウェアテストの資格があること自体を知らないか、
または、そういう資格があることを知っていても、
FoundationとAdvancedの違いまでは知らない様子。
面接における反応(実話)
ISTQBグローバルパートナーかつ東証プライム上場のテストベンダー。
正社員1600人に対して、Advanced Level保有者が8名とのこと。
さぞかし高く評価してもらえると思った結果がこちらです。
『私はすでにAdvancedを両方とも保有しています。(どや!)』
『現在の会社には評価制度がないため、必要とされる会社を探しています。』
↓
「その資格は、当社における最重点資格となっています。」
「さらに言えば、Advanced保有が部長昇格の条件の1つになっています。」
↓
(さて、いくらの値段がつくんだろう・・・)
結果
前職給与+500円(年収500円アップ)
コスパは最悪
テストマネージャ、テストアナリストとも、受験料は22000円なので、
Advancedを2つ取得するには、一発で合格しても44000円かかります。
年収500円アップということは、元を取るのに勤続88年という計算になります。
まとめ
言葉では褒めてもらえましたが、金銭的には500円の評価です。
要は、対外的にアピールするために、資格保有者として歓迎はするが
特に資格を持っているからと言って、何ら還元はしないということらしいです。
こんな資格ですが、試しに取ってみたいという人はぜひどうぞ。