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JSTQB Advanced Levelの価値とメリットは?

Last updated at Posted at 2022-06-03

JSTQBとは

Japan Software Testing Qualifications Boardの略で
ソフトウェアテストに関する国際資格です。

現在、日本で受験できる試験は以下の3種類となります。
初級:Foundation Level
上級:Advanced Level テストマネージャ
上級:Advanced Level テストアナリスト

難易度について

初級
 基本情報技術者試験と同レベル
 合格率 60%前後
上級
 応用情報技術者試験よりは少し易しい
 合格率 20%前後

保有者の人数

おそらく、このような分布になると思われます。
JSTQBベン図.png
現在CBT移行中で、テストアナリストの試験が開催されていないため、
当面、保有者の数が増えることはありません。(2023年2月現在)

公式サイト
https://jstqb.jp/attribute.html

企業の認知度は

一般のIT企業にはまだまだ浸透していない感じ。
ソフトウェアテストの資格があること自体を知らないか、
または、そういう資格があることを知っていても、
FoundationとAdvancedの違いまでは知らない様子。

面接における反応(実話)

ISTQBグローバルパートナーかつ東証プライム上場のテストベンダー。
image.png
正社員1600人に対して、Advanced Level保有者が8名とのこと。
さぞかし高く評価してもらえると思った結果がこちらです。

『私はすでにAdvancedを両方とも保有しています。(どや!)』
『現在の会社には評価制度がないため、必要とされる会社を探しています。』
 ↓
「その資格は、当社における最重点資格となっています。」
「さらに言えば、Advanced保有が部長昇格の条件の1つになっています。」
 ↓
(さて、いくらの値段がつくんだろう・・・)

結果
前職給与+500円(年収500円アップ)

コスパは最悪

テストマネージャ、テストアナリストとも、受験料は22000円なので、
Advancedを2つ取得するには、一発で合格しても44000円かかります。
年収500円アップということは、元を取るのに勤続88年という計算になります。

まとめ

言葉では褒めてもらえましたが、金銭的には500円の評価です。
要は、対外的にアピールするために、資格保有者として歓迎はするが
特に資格を持っているからと言って、何ら還元はしないということらしいです。

こんな資格ですが、試しに取ってみたいという人はぜひどうぞ。

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