スイッチサイエンス製 ESP-WROOM-02 Arduino互換ボード
スイッチサイエンスからESP-WROOM-02 Arduino互換ボードが発売されました。今まではESP-WROOM-02(ESP8266)をArduinoのスケッチを書き込んで使うためには、モジュールをはんだ付けしてブレッドボード上で使用したりと少々使いづらい部分がありました。それをこの互換ボードが解消してくれます
※欲しくなるポイントをこちらの記事「ついにESP-WROOM-02のArduino互換ボードが発売! 欲しくなるポイントまとめ」にてまとめました。ほしい!
Arduino互換ボードのGPIOの配置図
Arduino IDEでスケッチを書いてる際に、pinMode()
でピンのモードを指定したりdigitalRead()
で入力値を読み取ったりします。そのときの**ピン番号はESP-WROOM-02側のGPIOの番号を使います。**互換ボードの外側にあるD0
のArduino表記では動きません。IO0
であればpinMode(0, OUTPUT)
になります。
ESP-WROOM-02のピン対応図
以下の対応図は記事「ESP-WROOM-02を使ってみる」からいただきました。ありがとうございます
互換ボード上のピン配置図
Arduino Unoとは配置が異なるため、IO14などのように重複しているピンもあります。ボードに搭載されているLEDはデジタル14番ピンに割り当てられています。
GPIO早見表
各ピンで使える値の早見表です。IO1はpinMode()
で入出力の設定をしようとするとスケッチがクラッシュしました。IO0,2,15は起動時やプログラミング時に使用しているらしく、必要に迫られないのであれば使用しないほうがいいでしょう
(動作は確認できたので表に加えています。)
GPIO | Digital Input | Digital Output | Analog Input | Analog Output(PWM) |
---|---|---|---|---|
IO0 | × | ◯ | × | ◯ |
IO1 | × | × | × | × |
IO2 | × | ◯ | × | ◯ |
IO4 | × | ◯ | × | ◯ |
IO5 | × | ◯ | × | ◯ |
IO12 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
IO13 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
IO14 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
IO15 | ◯ ※1 | ◯ | × | ◯ |
IO16 | ◯ ※2 | ◯ | × | ◯ |
A0 | × | × | ◯ | × |
※1:スケッチを書き込むときに配線していると書き込めませんでした。一度線を抜いてスケッチを書き込み後に再び挿すと動作しました。
※2:用途によってはうまく読み取ってくれないようです(温湿度センサー:DHT11は動作せず)。
Digital Input
デジタル値の入力に使えるピンです。ボタンのON/OFFなどを取得したいときなどに使います。
IO12,13,14,15,16で使えます。
(IO0,2,4,5では使えませんでしたなぜでしょう、、)
Digital Output
デジタル値の出力に使えるピンです。Lチカさせたりするときに使います。
IO0,2,4,5,12,13,14,15,16で使えます。
Analog Input
アナログ値の入力に使えるピンです。センサーの値を取得したいときなどに使います。
少ないですが、A0のみで使えます。
Analog Output(PWM)
アナログ値の出力に使えるピンです。モーターのスピードやLEDの明るさなどを調整したい時などに使います。
デジタル出力と同じく、IO0,2,4,5,12,13,14,15,16で使えます。
正確な情報求む!
完全に電子回路を理解できていないため、この記事の情報の精度に少々不安があります。もし不正確な情報がありましたら、コメント等で指摘していただけると嬉しいです