スイッチサイエンスよりESP-WROOM-02のArduino互換ボードが発売されました!
何かと電子工作界で話題のWi-FiモジュールESP-WROOM-02(ESP8266)。激安なのはもちろん、Arduino IDEでスケッチ(プログラム)が書き込めちゃうとうところに魅力を感じる方も多いと思います。Arduinoのように使っちゃうということですね。でも電子工作初心者にはそのハードルは高いものでした(モジュールにはんだ付けしたり、USB接続がちょっと面倒だったり)。
**そしてついにスイッチサイエンスよりArduino互換ボードが発売されました!**見た目はArduino Unoとそっくり。だって互換ボードだもの
個人的にはもう買うしか無いのですが、発売したばかりで品切れ、、、(2016/03/02時点)なので、持っている方にお借りしました。ありがたや。
争奪戦を激化するのを覚悟で欲しくなるポイントをまとめました。
ポイントその1:やっぱり激安!
スイッチサイエンス調べ。
Arduino Unoは3,240円。それに対しESP-WROOM-0 Arduino互換ボードはなんと2,980円! なんと3,000円割り込んできました。恐ろしい価格
試しに買っちゃってもいいレベル。
ポイントその2:スペック高し!
Arduino UnoはSRAMが貧弱でスケッチが全然書き込めねぇ! SRAM外付するしかねぇ! とスペックが低い。それに比べて驚きのスペック!SPIFFSを使えば、スケッチとは別にHTMLなどのデータを書き込めるらしいです(参考記事「WebSocketライブラリ、ベータのベータバージョンを作ってみました」)。
データシート参照
Release Date 20160225 Document list 0A-0D ESP8266 Hardware Guide
Arduino Uno | 互換ボード | |
---|---|---|
クロック周波数 | 16MHz | 80MHz |
SRAM | 2KB | 50KB |
フラッシュメモリ | 32kB | 4MB |
ポイントその3:買ったらすぐ使える!
いままでのようにモジュールにピンをはんだ付けしたり、ブレッドボードで配線したりせずにすぐ使える!
お決まりのLチカ の様子。青いLEDがArduino Unoでいうデジタル13番のLED。
注意ポイント
1. 動作電源が3.3V
Arduino Unoは動作電源が5Vでしたが、ESP-WROOM-02自体が動作電源3.3Vということもあり、互換ボードも3.3Vになっています。
2. ピン配置がArduino Unoとは違う
ソケットの数は配置はArduino Unoとそっくりですが、ESP-WROOM-02が扱うピンと異なるため、配置・機能が異なります(先ほどのLチカはデジタル14番ピンだったりします)。
3. シールドが使えない場合がある
シールドはArduino Unoで使うことを想定されているものがほとんどのため、ピン配置が異なる互換ボードでは使えないものもあるようです。
4. アナログ入力は0〜1Vの間で
Arduino Unoでは0〜動作電源の5Vをアナログ入力値としてInputしていましたが、互換ボードでは0〜1Vの間の電圧をInputします。このあたりは少々電子工作力が必要になりそうですね。
こちらは説明書きを見落としていました。ESP-WROOM-02側では0〜1Vで入力しないといけないのですが、**互換ボード側で分圧してくれているので、0〜3.3Vで入力しても問題ないとのことです。**ありがたし!
5. 搭載されているLEDが眩しい
これは完全に個人的な感覚なのですが、電源の赤いLEDが眩しくてあまり視界に入れながら開発できないかなと感じました。
買うっきゃ無い!
ESP-WROOM-02の互換ボード発売はかなりの衝撃でした。次回入荷されるタイミングで即買します。現在手元にあるものがお借りしているものなので、自分のボードが届いたらいろいろといじり倒してみます。都度Qiitaに投稿しますねー
GPIOの使い方についてまとめました
デジタル・アナログともに入出力どれ使えばいいのか人力で確認してまとめました。
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