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Amazon Aurora Serverless v2 でプラットフォームバージョン3が実装されたらしい

Last updated at Posted at 2025-11-11

初心者が「Amazon Aurora Serverless v2 now offers up to 30% performance improvement」について調べたので、調べた内容をOutputしてみました。
(まとめには Amazon Q Developer CLIをフル活用しています。便利)

そもそもAmazon Aurora Serverless v2 とは

Aurora MySQL Serverless v2は、従来のプロビジョンドAuroraやAurora Serverless v1とは大きく異なる特徴を持っています。
以下従来のプロビジョンAuroraとの違いをまとめてみました。

アーキテクチャの違い

項目 Aurora Serverless v2 プロビジョンドAurora
インスタンスクラス db.serverless(動的スケーリング) 固定サイズ(db.r6g.large等)
キャパシティ管理 ACU単位で自動スケーリング(0.5-256 ACU) 手動でインスタンスクラス変更が必要
スケーリング粒度 0.5 ACU単位の細かいスケーリング インスタンスクラス単位の大きな変更
スケーリング中断 無中断(接続・トランザクション継続) インスタンスクラス変更時に短時間の中断

スケーリング特性の比較

Aurora Serverless v2:

  • リアルタイムスケーリング: CPU、メモリ、ネットワーク使用率を継続監視
  • 予測的スケーリング: ワークロードパターンを学習して事前スケーリング
  • バッファキャッシュ保持: スケーリング時もキャッシュを動的リサイズ

プロビジョンドAurora:

  • 手動スケーリング: 管理者が事前にキャパシティを計画・変更
  • Aurora Auto Scaling: CPU使用率ベースでリーダーインスタンス追加(Serverless v2では非対応)
  • 固定リソース: 予測可能なパフォーマンスと料金

料金モデルの違い

# Aurora Serverless v2(従量課金)
料金 = 実際のACU使用量 × 時間 × ACU単価
例:平均5 ACU × 720時間 × $0.12 = $432/月

# プロビジョンドAurora(固定料金)
料金 = インスタンスクラス × 時間 × インスタンス単価
例:db.r6g.large × 720時間 × $0.29 = $208.8/月(固定)

参照ドキュメント

Aurora Serverless v2が適している場面

  1. 可変ワークロード

    • 予測困難なトラフィックパターン
    • 定期的なスパイクがある業務システム
    • 開発・テスト環境
  2. コスト最適化重視

    • 使用量に応じた従量課金を希望
    • アイドル時間が長いシステム
    • リソース使用量の最適化が必要
  3. 運用負荷軽減

    • キャパシティプランニングを自動化したい
    • スケーリング作業を削減したい
    • 24/7運用が困難な環境

今回のUpdateで変わること

Aurora Serverless v2 の単位は Aurora 容量単位 (ACU).です。容量は、ライターまたはリーダーがスケーリングするごとに増減します。この値は毎秒測定されます。Aurora Serverless v2 を使用する予定の各 DB クラスターに、各 Aurora Serverless v2 ライターまたはリーダーの間でスケーリングできる最小容量および最大容量の値である容量範囲を定義します。

次の表は、Aurora MySQLとAurora PostgreSQLのAuroraサーバーレスv2の容量範囲とエンジンバージョンのサポートを示しています。

容量範囲 (ACU) Aurora MySQL 対応バージョン Aurora PostgreSQL 対応バージョン
0.5–128 3.02.0 and higher 13.6 and higher, 14.3 and higher, 15.2 and higher, 16.1 and higher
0.5–256 3.06.0 and higher 13.13 and higher, 14.10 and higher, 15.5 and higher, 16.1 and higher
0–256 3.08.0 and higher 13.15 and higher, 14.12 and higher, 15.7 and higher, 16.3 and higher

次の表は、Aurora Serverless v2プラットフォームのバージョンと、そのACU範囲とパフォーマンス特性を示しています。

Aurora Serverless v2 platform version ACU range パフォーマンス
1 0–128 Baseline performance
2 0–256 Baseline performance
3 0–256 Up to 30% improved performance compared to platform version 2

ということで下記のようなメリットが考えられます。

1. コストパフォーマンスの向上

  • 同じACU数でより高いパフォーマンスを実現
  • 必要なACU数の削減により、コスト効率が向上
  • より正確なワークロード予測によるリソース最適化

2. 応答性の改善

  • データベースクエリの実行時間短縮
  • アプリケーションのレスポンス時間向上
  • ユーザーエクスペリエンスの向上

3. スケーラビリティの強化

  • より迅速なスケールアップ/ダウン
  • 突発的なトラフィック増加への対応力向上
  • より滑らかなキャパシティ調整

参照ドキュメント

試してみた

新規で作成した場合、基本的にはプラットフォームバージョン3で実行されます。
AWS マネージドコンソール上からはインスタンスの設定から確認することが可能です。

20250807_01.png

コマンドで確認する場合は下記コマンドを実行すると値を取得できます。

aws rds describe-db-clusters \
--db-cluster-identifier クラスタメー名 \
--query 'DBClusters[0].ServerlessV2PlatformVersion'

20250807_03.png

最新のMySQLバージョンを選択しなくても、新規で作成した場合はプラットフォームバージョン3で作成されました(2025年8月現在)

20250807_02.png

既存でプラットフォームバージョン2のものがなかったので、試せていませんがリリースノートによると停止→再起動もしくはBlue/Green Deploymentを行うことでプラットフォームバージョンアップが可能とのことです。
Blue/Green Deployment についてはこちらのドキュメントをご参照ください。

ちなみにAuroraは拡張バイナリログを有効化することで、標準バイナリログよりもパフォーマンスオーバーヘッドを削減することができるので、こちらも参考にしてみてください。

まとめ

Aurora Serverless v2 使ってる人には本当に便利な機能ですね!
すでに使っている人はバージョンアップを試してみると良さそうです。

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