今やシステムはクラウド環境を標準的に利用すると思いますが、その中でも最近はAzureの利用が増えてきています。
New RelicではAWSやGCP、Azureとも連携することができるのでマルチクラウド環境でもまとめて監視することが可能です。
常に進化するAzureのサービスをNew Relicでリアルタイムに監視する方法をご紹介します!
このアップデートの詳細はこちら。
New Relic アップデート(2023年5月)
New Relic アップデート
設定方法
詳細な設定方法はこちらのBlogにまとめられています。(のでこちらでは詳細割愛しています)
Terraformで設定したい場合は、こちらのBlogも合わせてご参照ください。
Azure Monitor Integrationを行うことで、Azure Monitorでサポートされている全てのサービスを取り込むことが可能です。
Azure Monitorの対応サービスはこちらをご参照ください。
活用方法におけるTips
連携すると「All Entities」から連携しているサービスを確認することが可能です。
Azure Integration と Azure Monitor Integration の使い分け
これまでのAzure IntegrationとAzure Monitor Integrationを併用するとEntityが重複してしまうので、どちらかだけ設定する必要があります。
例えば下図のようにAzure MonitorとMySQL Flexible Serverを設定した場合
このように同じ名前のサーバが重複して登録されてしまいます。(同じ名前で表示されますが取得されているタグ情報が異なります)
またAzure Monitor Integration はAzure Monitor でサポートされている全てのサービスを取り込むことはできますが、Cost ManagementだけはAzire Monitor Integrationで現状取り込むことができません。
コスト管理をNew Relic上でまとめたい場合は Azure Integration で Cost Management を有効化する必要があります。
データの取得単位と制限方法
Azure Monitor Integration のデータの取得単位や間隔を変更する場合には「Configure」から変更することが可能です。
データの取得間隔は最短1分〜1時間で調整可能です。(デフォルト5分)
メタデータやタグの取得に関しては最短5分〜1時間で調整可能です(デフォルト15分)
また Azure Monitor Integration はデフォルトの設定のままだとサブスクリプション配下の全てのAzure サービスが連携の対象となっています。
リソースタイプやリソースグループなどで連携するデータを制限したい場合は、該当のトグルボタンを「On」に変更し、リソースタイプ名などを入力します。
※ちなみに複数のサブスクリプションを連携させたいときはこちらのドキュメントをご参照ください。
タグでまとめてグラフ化する
よくAWSでもタグをベースにシステムをまとめて管理するためにWorkloadを使います。
Azureでも同様にタグを使ってWorkloadにまとめることが可能です。
タグは各Entityから確認することができ、New Relic のUI上からも任意の値を追加することが可能です。
Workloadでは追加したタグでサービスをまとめることができるので、例えば先ほど追加したタグもフィルター条件として指定可能です。
タグでフィルター指定しておくことで、同じタグのリソースが増えた時に自動的にWorkloadに追加し更新してくれます。
ActivityからRequestやErrorなど必要なデータを自動的にグラフ化してくれます!
管理がとても便利!!
まとめ
常に進化するAzureのサービスを意識することなく New Relic に取り込むことで、マルチクラウド環境やAPMとの連携などシステム全体をまとめて管理することが可能です。
是非運用の効率性向上にお役立てください!!
このアップデートの詳細はこちら。New Relic アップデート(2023年4月)
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