ログを長期間保管しないといけない時ってありますよね??
New Relic はデフォルトのログ保持期限が決まっているので、長期保管したい時には使えない・・・
でもNew RelicのUIで過去ログもサクッと検索できたら楽だな、なんて思ったことありませんか?
なんとNew Relicでログを最長7年も保存できるようになりました!!
このログを長期保管できる機能「Live Archives」についてご紹介したいと思います!
このアップデートの詳細はこちら。
New Relic アップデート(2024年2月)
New Relic アップデート
機能概要
Live Archive は指定したログを長期間保存することができる機能です。
主なメリットとしては下記になります。
・わざわざログの長期保存用ストレージや検索機能を用意する必要がありません
・特別な手順やUIを使うことなく、New RelicのUI上で通常のログと同様の手順で検索を行うことができるようになります
監査や証跡として長期保管が義務付けられている場合や、
検索頻度は低いけど長期保管が必要でも検索したい時にはサクッと検索したい!
そんな時にはこのLive Archivesの機能が最適です!
設定方法
実際に設定する方法を解説します
※すでにLive Archivesの利用が有効になっている前提での説明となります
利用開始に関しては下記注意点の項目をお読みください
(1)Logs > Data partitions をクリック
(2)Create data partition をクリック
(3)パーティション名を「Log」で始まる英数字の文字列として定義
(4)「Use live archives on this partition」にチェックを入れる
通常の保存期間とLive Archiveの保持期間を反映した日数が表示されます
この例の場合は120日(通常ログ保存が30日で設定されています)保存されます
(5)保存したいログのクエリ(WHERE句にあたる部分)を「Filter logs bases on NRQL」に記載し、「Create data partition rule」をクリック
これで条件に一致したログはパーティショニングされ、Live Archivesに保存されます
使い方
Logsから検索する場合は下記のような手順で検索が可能です
(1)検索する日時をLive Archivesにログが保存されている期間にセット(執筆現在5月のため約120日前の日付を指定)
(2)Live Archives からログを検索することを確認する画面が出るため、Live Archivesを利用する場合は「Query live archives」をクリック
(3)Live Archives に保存されている過去ログも含めて、同じUIで検索することが可能に!
同様にQuery Builderを実行する際にも、「Use live Archives」のトグルをONにするとLive Archivesに保存されたログを検索することが可能です。
注意点
Live Archives の機能を利用するには別途契約が必要です。
また通常のデータ量の他に、別途下記2つの課金要素の考慮が必要になります。
・Compute
Live Archivesデータの書き込みに応じて、計算容量ユニットに基づいて請求されます
・Storage
どれくらいの量をどれくらいの期間保存するのか、GB/月で請求されます
またLive Archivesに保存されたログを含めて検索する際には別途課金が発生しますので、その点もご注意ください
ご検討の際には担当のNew Relic営業にご相談ください
まとめ
Live Archivesを使うことで手軽にログの長期保存と検索ができるようになります。
是非運用環境におけるログの長期保存の際にご活用ください!!
このアップデートの詳細はこちら。New Relic アップデート(2024年2月)
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