こんにちは!中学生でも分かるようにわかりやすくAIやデータサイエンスの用語を解説するシリーズ!
今日は「デンドログラム」という、ちょっと不思議な名前のグラフについて、中学生でもわかるようにやさしく説明します。
「デンドログラム」は、AIやデータ分析の世界でよく使われるグループ分け(クラスタリング)を見える化した図です。でも、難しく考えなくて大丈夫!
木の形をした図を見ながら、友達グループを分けるイメージで理解してみましょう!
👨👩👧👦 データの「仲良しグループ」を見つける!
まず、「クラスタリング」って言葉を聞いたことはありますか?
これは、似ているもの同士をグループに分けることです。
たとえば、学校のクラスの中で、
- サッカーが好きな人
- アニメが好きな人
- 勉強が得意な人
こんなふうに共通点でグループを作ることってありますよね?
AIやコンピュータも、データを見て「この人とこの人は似ているな〜」と感じたら、同じグループにまとめてくれます。
🌳 デンドログラムは「仲良しグループの木」
デンドログラムは、そんなグループ分けを「木の形」で見えるようにした図です。
▼ イメージしてみよう
- 最初は、すべての人がバラバラ。
- 似ている2人を線でつなげて「ミニグループ」を作る。
- ミニグループ同士をさらにつなげて、少し大きいグループに。
- 最後は、全員がひとつの大きな木のようにつながる。
このように、デンドログラムは木の枝のように、だんだんつながっていくグループ分けの様子を表しています。
🧠 実際に使う場面って?
デンドログラムは、AIやデータサイエンスの世界でいろいろな場面で使われます。
💡 たとえば:
- 商品のおすすめ機能で、「似たような買い物をする人」を見つけたいとき
- 動物や植物を「種類別」に分けるとき
- テストの点数で、「似た傾向の成績の生徒」を分けるとき
など、「似ているもの同士を見つける」場面で大活躍です!
🔍 どうやって作るの?
デンドログラムを作るには、まず「どれくらい似ているか」を数値で比べます。
たとえば、
名前 | 国語の点数 | 数学の点数 |
---|---|---|
Aくん | 80点 | 60点 |
Bさん | 82点 | 62点 |
Cくん | 40点 | 90点 |
このようなデータをもとに、「AくんとBさんは似てるな」「Cくんはちょっとちがうな」といった距離を計算して、線でつないでいきます。
この作業を「階層的クラスタリング(かいそうてきクラスタリング)」といって、コンピュータが自動でやってくれます!
✅ まとめ
用語 | 意味 |
---|---|
クラスタリング | 似ているものをグループに分けること |
デンドログラム | グループ分けの様子を木の形で見せてくれる図 |
使いみち | AIの分析、動物の分類、ユーザーの傾向チェックなど |
🌟 おわりに:デンドログラムは「見える化の天才」
難しそうに見える「デンドログラム」も、身近な友達グループのように考えるとわかりやすいですね。
「似ている人をまとめる」→「つながりを木で表す」→「パッと見て分かりやすい!」
そんな便利な図が、デンドログラムです。