2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

WSLでWindowsディレクトリに簡単移動するためのalias(エイリアス)を.bashrcに設定する方法

Last updated at Posted at 2025-07-16

はじめに

みなさんこんにちは!

普段WSLを使っていると、Windows側のフォルダに移動したい時ってありませんか?
でも毎回移動するために長いフルパスを打ち込むのって、正直めんどくさいですよね。

今回は、そんな面倒を解消するために、WSL上でWindowsのユーザーディレクトリへ一発で移動できるaliasを設定する方法を紹介します!

環境

  • Windows11
  • WSL2(Ubuntu)
  • bash

問題

WSLで作業をしていると、Windows側のフォルダにアクセスするために下記のようなコマンドを入力することがよくありました。

$ cd /mnt/c/Users/ユーザー名

ただ、このパスを頻繁に入力するのは、正直結構面倒でした。

結論

以下の1行を .bashrc に追記するだけで、どのディレクトリからでも gotocuser と入力すればWindowsのユーザーディレクトリに移動できるようになります。

.bashrc
alias gotocuser='cd /mnt/c/Users/ユーザー名'

設定後は、ターミナルを再起動するか、以下のコマンドで即時反映できます。

$ source ~/.bashrc

⚙️ 手順詳細

.bashrc とは

.bashrc はbashシェルの初期設定ファイルで、シェル起動時に読み込まれます。ここにaliasや環境変数を記述しておくことで、毎回設定し直す必要がなくなります。

.bashrc に追記する方法

① vim で .bashrcファイル を開く

$ vim ~/.bashrc

② ファイルの一番下へ移動

  • Shift + G で最終行へ
  • o で改行して挿入モードへ

③ alias(エイリアス) を記述

# ユーザー名はご自身のユーザー名に変更してください

alias gotocuser='cd /mnt/c/Users/ユーザー名'

④ 保存して終了

  • Esc:wq Enter

反映する

ターミナルを再起動するか、以下で即時反映できます。

$ source ~/.bashrc

aliasが登録できている確認する

以下コマンド入力でgotocuserが出力されればaliasに登録ができたことになります。
もしaliasコマンドでgotocuserが出力されなかった場合、ターミナルを再起動後にaliasコマンドを打ちこんで確認してください。

$ alias

以上で完了

💡 補足:シェルスクリプトとの違い

最初はシェルスクリプトにcdコマンドを書いて実行していましたが、シェルスクリプトは新しいプロセスとして実行されるため、その新しく作成されたプロセス内ではcdコマンドで移動できましたが、スクリプト終了後に現在のシェルには移動が反映されないため、今回は.bashrc内にaliasで定義しました。

aliasは現在のシェル内で展開されるため、cdなどのコマンドはそのまま現在のシェルに影響を与えられます。

📝 まとめ

今回、WSLからWindowsディレクトリに一発移動するaliasを設定することで、

  • 毎回長いcdコマンドを打たなくてよくなった
  • 作業効率が上がった

というメリットを感じました。

同じようにWSLでWindowsファイルをよく触る方は、ぜひ導入してみてください。

おわりに

今回、初めてQiitaに学んだことを記事として投稿してみました。
まだまだ改善点はあると思いますが、この記事をきっかけにQiitaへの投稿を習慣化していけたらと思っています。

もし投稿内容に誤りや不明点があれば、コメントでご指摘いただけると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

参考記事

https://envader.plus/article/249
https://qiita.com/mizuki_takahashi/items/238e04fdc054ac38fcdf
https://qiita.com/ydah/items/18d242b632e5486fe912
https://qiita.com/ydah/items/18d242b632e5486fe912

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?