基本的なことですが、エイリアス(alias)の使用方法について、
簡単にまとめてみました。
エイリアス(alias)とは
Linuxなどでよく利用するシェル(bash)上では,長いコマンド名を短い名前に置き換えたり,
常に指定するオプションをあらかじめ設定したりできます。
→これを実現するのが,エイリアス(alias=別名)です。
どう使えるの?
下記のようなコマンドを実行することで、「別名」で「本来のコマンド」を実行することが出来ます。
$ alias 別名='本来のコマンド'
実例
catコマンド使用時に行番号を常に表示させるようにします。
★alias 設定前
$ cat test.txt
test1
test2
test3
test4
test5
test6
test7
test8
test9
★alias 設定
$ alias cat='cat -n'
★alias 設定後
$ cat test.txt
1 test1
2 test2
3 test3
4 test4
5 test5
6 test6
7 test7
8 test8
9 test9
※上記の方法では、再ログイン後に元(alias設定前)に戻ってしまいますので注意
再ログイン後も元に戻らないようにするには
~/.bashrc に記載しましょう。
→ログインした時に実行される設定用のシェルスクリプトのこと
★~/.bashrc にalias を追記
$ echo "alias cat='cat -n'" >> ~/.bashrc
★~/.bashrc に追記されたことを確認
$ tail -n 4 .bashrc
. /etc/bash_completion
fi
fi
alias cat='cat -n'
★~/.bashrc を即時反映
$ source ~/.bashrc
【参考】エイリアス(alias)の設定を無効化したいとき
・同名のコマンドとしてalias設定をしたが、設定を無効にして実行したいときは、 実行するコマンドの先頭に \ をつけます。
$ \cat test.txt
test1
test2
test3
test4
test5
test6
test7
test8
test9
・alias設定を無効にしてしまいたいときは、unalias を使用します。
★alias を無効化
$ unalias cat
★cat を実行
$ cat test.txt
test1
test2
test3
test4
test5
test6
test7
test8
test9
以上です。