Linuxでエイリアスを設定する方法について、
備忘録も兼ねて書いていきます。
エイリアスってなんぞや?
エイリアス 【alias】
エイリアスとは、偽名、別名、通称などの意味を持つ英単語。
引用元: エイリアスとは : IT用語辞典 e-Words
つまり、コマンドの別名を設定します。
例えばいくつかのコマンドをまとめて別の名前に設定することが出来ます。
例えば、ls -al
と打っていたのを ll
と打つだけで実行出来るようにする事が出来ます。
設定方法
以下のように、エイリアスを指定してコマンドを実行すれば一時的にエイリアスは有効になります。
しかし、これだけだとマシンをシャットダウンすると、エイリアスの情報が消えてしまいます。
alias ll='ls -al'
そこで、.bashrc
というファイルを編集していきます。
.bashrcってなんぞや?
(ログインした後に画面上から)bashを起動したときに読み込まれる設定ファイル
引用元: .bashrcとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
主な用途としては以下のようなものが挙げられます。
- エイリアスを定義する
- シェルの関数を定義する
改めて設定方法
1. .bashrcにエイリアスを定義する
ターミナルを開いて、お好きなテキストエディタで.bashrc
を開きます。
例:viの場合
vi ~/.bashrc
.bashrcを開いたら、エイリアスを記述します。
alias ll='ls -al'
2. .bash_profileに.bashrcを読み込ませる設定
もし.bashrc
に書いても、設定が反映されない場合は.bash_profile
というファイルに.bashrc
を読み込ませてあげる設定が必要です。
.bash_profileってなんぞや?
ログインシェルがbashの状態でログインしたときに読み込まれる設定ファイル
引用元: .bash_profileとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
ターミナルを開いて、お好きなテキストエディタで.bash_profile
を開きます。
例:viの場合
vi ~/.bash_profile
.bash_profileを開いたらファイルの一番下に以下のコマンドを記述します。
source ~/.bashrc
そしてこの変更自体も反映させなければいけないので、以下のどちらかを実施して下さい。
-
source ~/.bash_profile
の実行 - ターミナルの再起動
以上で設定は完了です。
エイリアスの確認方法
エイリアスが登録出来ているかを確認するには、aliasコマンドを実行するだけでOKです。
設定されているエイリアスの一覧が出力されます。
alias
参考資料
http://blog.maplesystems.co.jp/programming/18533.html
http://qiita.com/yutat93/items/b5bb9c0366f21bcbea62