本記事では、asdfを使用してDenoのバージョンを管理する方法について記載します。
asdfとは
asdfを使用すると、様々なプログラミング言語処理系のバージョンを管理することができます。
もしインストールされていなければ、以下のあたりを参考にインストールしてください。
環境
以下のバージョンで確認しました。
項目 | バージョン |
---|---|
asdf | v0.7.4 |
asdf-denoをインストールする
asdfはインストールされていることを前提に話を進めていきます。
asdfでDenoのバージョンを管理するためには、asdf-denoプラグインをインストールする必要があります。
まず、asdf-denoをインストールします。
$ asdf plugin-add deno https://github.com/asdf-community/asdf-deno.git
これで、asdf-denoがインストールされます。
以下で確認してみましょう。
$ asdf list deno
No versions installed
No versions installed
が出れば、インストールに成功しています。
Denoをインストール
それでは、試しにDenoのv0.42.0をインストールしてみます。
$ asdf install deno 0.42.0
インストールに成功したら、以下を実行します。
0.42.0が表示されれば、インストールに成功しています。
$ asdf list deno
0.42.0
インストールしただけでは、まだそのバージョンを使用することができません。
以下を実行して、そのバージョンを有効化する必要があります。
$ asdf global deno 0.42.0
これで、v0.42.0が有効化されます。
以下を実行して、確認してみましょう。
$ deno --version
deno 0.42.0
v8 8.2.308
typescript 3.8.3
バージョンの切り替え
バージョンの切り替えは、インストールと同様の手順で行えます。
試しにv0.41.0へ切り替えてみます。
以下を実行し、v0.41.0をインストールします。
$ asdf install deno 0.41.0
v0.41.0がインストールされたことを確認します。
$ asdf list deno
0.41.0
0.42.0
v0.41.0を有効化します。
$ asdf global deno 0.41.0
バージョンが切り替わったことを確認します。
$ deno --version
deno 0.41.0
v8 8.2.308
typescript 3.8.3
これで、バージョンの切り替えに成功しました。
アンインストール
以下のコマンドを実行すると、特定のバージョンのDenoをアンインストールできます。
$ asdf uninstall deno <version>
試しに、v0.41.0をアンインストールしてみます。
$ asdf uninstall deno 0.41.0
対象のバージョンがアンインストールされていることを確認します。
$ asdf list deno
0.42.0
参考
以下を参考にいたしました。