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AWS re:Invent 2025 現地レポート(Day3)

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はじめに

AWS re:Invent の3日目となりました。
この記事ではDay1・Day2に続き、参加したセッションや現地での体験を過度に盛らずに淡々と振り返ります。

技術的な深掘りというよりは、
「どんな雰囲気なのか」「何が大変で、何がよかったのか」を中心にまとめています。
来年度以降参加される方の参考になれば幸いです。

Day3 の全体的な印象

今日は 3 つ全て実際に手を動かすタイプのセッションに参加しました。

AI の Gameday に加えて、昨日発表されたばかりの Security Agent と DevOps Agent のワークショップにも参加し、
今まさにアップデートされたばかりの新サービスをその場で触れるという、re:Invent ならではの体験ができました。

アプリケーション開発・運用・セキュリティという異なる観点のハンズオンが続き、
学びの幅も広く、とても充実した一日でした。

参加したセッション

①Gameday(AWS GameDay: AI-Assisted Developer Experience ft. New Relic (GHJ306))

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Day1から毎日1つはGamday / Jam を受けていますが、今日はAIのGamedayに参加しました。

架空のスタートアップのエンジニアとして、Amazon Bedrock を使って、生成AIをアプリケーションへ組み込む一連の流れを体験できました。

特に、普段業務であまり直接使わないBedrock Agents・Knowledge Base(RAG)・Guardrails・Lambda Action Group を組み合わせ、AI が自律的に判断・参照・実行する仕組みを構築できた点が印象的でした。

モデルに質問するだけでなく、データ検索・タスク処理・安全性制御といった複数機能を AI が統合的に扱う様子を確認でき、AI開発の理解がより深まりました。

日頃の業務でも生成AIを使っていますが、エージェントの活用方法を実践的に掴める価値の高いセッションでした。

そして、なんとこのGamedayでまさかの入賞!とても嬉しかったです。
景品は↓のレゴでした。
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②Security Agentのワークショップ([NEW LAUNCH] AWS Security Agent: Get started with AI-powered proactive AppSec (SEC353))

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昨日発表されたばかりの Security Agent を使ったワークショップにも参加しました。

Security Agent は、
「アプリケーションの設計段階〜実行環境まで、セキュリティの確認や脆弱性の検知を AI が自動で行ってくれる」
という新しいエージェントです。

やっていること自体は “セキュリティレビュー+オンデマンドで実行できる侵入テスト” に近いのですが、
自分でツールを揃えて実施するのとは異なり、
• 設計書のレビュー
• アプリの脆弱性チェック
• 問題箇所の指摘や改善提案
• 修正案の提示

といったプロセスを 一気通貫で補助してくれるのが特徴でした。

特に印象に残ったのは、
設計段階でのリスク指摘や、脆弱性に対する具体的な修正案の提示がとても自然で実用的だった点。

従来だと開発者・セキュリティ担当が時間をかけて議論するような内容が、短時間で整理されて返ってくるのは新鮮な体験でした。

③DevOps Agentのワークショップ([NEW LAUNCH] Resolve and prevent future operational issues with AWS DevOps Agent [REPEAT] (DVT337-R1))

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Security Agent同様に、昨日公開されたばかりのDevOps Agentのワークショップにも参加しました。

昨日公開されたばかりのDevOps Agentとは?

簡単にいうと、
「障害の調査 → 根本原因特定 → 予防策の生成」
してくれるもの。

一般的な “監視” のワークショップとは完全に違い、
CloudWatch / X-Ray / CloudTrail / Config / CodePipeline を全部横断した「AIによるインシデント調査」 を体験する内容になっていました。

触った感想としては、
• とにかく原因分析と解決アプローチが爆速で出てくる
• 運用判断のための情報を一瞬で整理してくれる存在として、完成度が高い

特に印象的だったのは、
「CloudWatch メトリクス」「ログ」「トレース」「デプロイ履歴」「Config の変更履歴」など、
複数サービスに散らばった情報を 人間よりも早く“ひとつのストーリー”にまとめてくれる点でした。

現時点では修復の最終アクションこそ人間が実行するものの、
判断に必要な調査プロセスを丸ごと肩代わりしてくれるという意味で、エンジニア の働き方を根本から変える可能性を感じました。

食事

朝食

朝食は、MandalayBay。

会場はこんな感じ。
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食事内容としては、今日もフルーツがたくさんありました。
ただメインになるお肉類がまさかの3種類全てソーセージ。
シェフがソーセージ好きな会場だったのでしょうか。
味はとても美味しかったです。

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昼食

昼食は、MGMで食べました。
会場はこんな感じ。
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食事内容は、昨日までに比べると野菜が多めでした。
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3日目に得られた気づき

印象に残ったポイントは以下の 2 点。

  • アップデートされたサービスを“すぐ触れる”のが re:Invent の最大の価値のひとつ。
    発表翌日に実物を体験できるのは本当に貴重で、公式ドキュメントを読むだけでは掴めない感覚的な理解が深まりました。

  • 個人的には座学より実際に手を動かした方が早く理解ができました。
    ハンズオン形式で触ることで、「このサービスがどんな場面で役立つのか」が実感として掴めました。

おわりに

3日目は、AI GameDay と 2 つの新サービスのワークショップに参加し、AI が開発・運用・セキュリティに本格的に組み込まれていく未来を実際に体験できた一日でした。

現地で最新アップデートをすぐ触れる機会はやはり貴重で、
エンジニアの熱気に触れながら、もっと学びたい気持ちが強くなりました。

明日以降も引き続き現地で得られる学びをしっかり吸収していきたいと思います。

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