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Visual Studio 2022 (Preview 1) がダウンロード可能になりました

Last updated at Posted at 2021-06-18

皆さんごきげんよう。本記事は、2021 年 6 月 17 日(米国時間)ポストされた Visual Studio 2022 Preview 1 now available! の速報的なアレというか意訳のようななにかとなります。内容については下記が原文で、正となります。

2021 年 6 月 23 日追記
同梱の .NET 6 Preview 5 の機能についての紹介も書いてみました。こっちの機能は新機能モリモリで、本当に長いので、おやつでも食べながらざっくり御覧いただくことをおすすめします。


(2021 年 6 月現在) Visual Studio の次期バージョンである
Visual Studio 2022 の 初の Preview 版を提供開始しました。お手元にダウンロードしてお試しいただけます。PRE の字がかわいい。

Visual Studio 2022 は、全 VS ユーザーが心の底から待っていた、初の 64bit プロセス (※) のバージョンとなります。メジャーバージョンリリースの品質向上のためには、実際に使ってみてどうだったのか、フィードバックが重要です。ぜひ使ってみて、あなたのフィードバックをお寄せください!

Preview 1 をリリースした主な目的

プレビュー版をなぜリリースするのか。今回の大きな目的は、初の 64bit プロセスのプラットフォーム製品となる Visual Studio 2022 の機能、拡張性などを検証し、調整していくことにあります。
新しく、Visual Studio 自体が 64bit プラットフォームとなったことにより、これまで難しかった特に複雑なソリューションや、長期間にわたって Visual Studio を使用する際に、開発環境自身の信頼性を向上させるために必要なすべてのシステム リソースを利用できるようになります。これにより、Visual Studio の信頼性が向上することが期待できます。一方で、Visual Studio 自体を 64bit 化したことで、Visual Studio のすべての部分で影響を検討する必要があります。そのため、通常のプレビューよりも、対応・確認すべき範囲が広範囲に及ぶことになります。

開発者の皆様が、開発環境である Visual Studio 自身の品質や、その安定性、拡張性を期待されていることは心から理解しています。従って、皆様のご期待にそうための一番の近道は、実際の利用者である皆さんから改善すべき点を教えていただくこと。これが最も重要だと考えました。
私たち(開発部門の担当一同)は、すべてのバグ レポート、提案、そして投票 (vote) をいつも大事に拝見しています。あなたが実際に使って、Visual Studio をより良くするためのことを教えてくだされば、これほどうれしいことはありません。

なお、バグレポートは、Visual Studio 開発環境の右うえの [Report a Problem] から送信できます。

feed
↑品質と安定性の向上のために、問題があればこちらから是非ご報告をおねがいします!

Visual Studio、もう他のバージョン入れちゃってるんですが…

Visual Studio 2022 のプレビュー版は、以前のバージョンのVisual Studio と並行してインストールすることが可能です。また、Community、Pro、Enterprise の 3 つのエディションすべてで利用でき、無料で使用いただけます。

みなさまのフィードバックをお待ちしています

プレビュー版をお試しいただく際は、Visual Studio 2019 と同様に使い倒してご利用いただくことをお勧めします。また、Visual Studio 2022 をご利用いただくすべての皆様にとって、最高最強の開発環境にするためには、フィードバックや製品内アンケートが何よりも貴重です。どうぞ、ご協力の程重ねてお願い申し上げます。

特に私たちがしりたいのは、超大規模で複雑なソリューションを Visual Studio 2022 で作業した際の挙動です。実際の使った経験に基づくフィードバックをぜひぜひお聞かせいただきたいです。Visual Studio 開発環境自体を、64bit プロセスにアップグレードする前の 32bit プロセスのバージョンの開発環境では、このようなソリューションを扱おうとすると、Visual Studio のプロセス (devenv.exe) が 32 bit プロセスであるため、メモリが不足し、Visual Studio 自体に問題が発生することがありました(※)。64bit プロセスで動作するバージョンとなった、Visual Studio 2022 の初期テストでは、同じお客様が 700(またはそれ以上!)のプロジェクトを含む壮大なソリューションでも、何日も Visual Studio を実行し続けることを達成しております。

(※) uikou 注 : Visual Studio 64bit プロセスってどういうこと?何それ何がおいしいの?
ちょっとややこしいのですが、Visual Studio を利用して、64bit プロセスで動作するアプリケーションを作成すること自体は以前より対応可能でした。ただし、Visual Studio 自体が、32bit プロセスで動作していました。(タスクマネージャで devenv.exe をプロセスで見ると、32bit って表記されていると思います) Visual Studio 自身も、開発環境ですが、OS 上で動作する際は notepad.exe などほかのプログラムと同じ一つのプロセスです。つまり、Visual Studio で開くファイル サイズやデータなども含めて、32bit ユーザーモード プロセスのアドレス空間の 2GB 以内で動作する必要がありました。(ちなみに 32bit プロセス全体では、カーネルモードのアドレス空間の 2GB を足して 4GB が上限です)
プロジェクトがどんどん進んで大量にファイルやデータを 1 ソリューションに包含するようになったりするとメモリ不足や奇怪なエラーが出たりして分割したことがある経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。そんなわけで、「Visual Studio プロセス自体の 64bit 化はよ!!」と血涙を流した全世界のデベロッパーからの気持ちを、しかと心に受け止めてくれたようです。ちなみに私もエンジニア時代、開発部門に 15 回以上はフィードバックした覚えがあり、その度にその難しさ(と、そうした場合のサイドエフェクト、副作用)を開発部門のエンジニアから切々と語られるのですが、そんなの知らんから何とかしてよぉぉ!と転げまわったことがあったので、個人的に感無量です。やったね。
なお、64bit プロセスのユーザーモードのプロセス空間は、8TB だったとおもいます。でかい。

今後の予定

Preview 1 のアップグレード内容の大部分は 64 bit サポートに関連していますが、Preview 2 からはよりわくわくが止まらないつよつよな新機能とパフォーマンスの向上を予定しています。
これらの新機能については、Visual Studio のロードマップからご覧くださいませ。きっとワクワクしていただけると思います。
なお、すぐにお試しいただける新機能としては、IntelliCode のアップデートがあります。一度に1 行までコードを自動的に完成させることができます。詳細は下記をご覧くださいませ。

Visual Studio を 64bit に移行する作業はまだ残っています。Visual Studio 2019 の一部の機能は Visual Studio 2022 Preview 1 には含まれていません。これら、今後順次搭載されていく機能のリストは以下のリリースノートに記載しています。

Visual Studio 2022 のプレビュー期間中、あなたが実際に使ってくださって、ご愛用いただいている拡張機能についてですが、拡張機能をリリースしてくださっているパートナー企業各位がアップデートに取り組んでくださっています。各拡張機能については、アップデートが完了し、リリースされるまでは、Visual Studio 2022 での利用はそれぞれお待ちいただく必要があります。

Mac 版はどうなったの?

Mac の Visual Studio 2022 のファースト プレビューは間もなく公開される予定です。Visual Studio の新しいモダンな macOS UI の初披露までしばらくお待ちください。開発者からのフィードバックの準備が整うまでにはまだいくつかの作業が残っていますが、進捗については以下の Visual Studio ブログから随時お知らせしていきますので、良かったらチェックしていてくださいね。

拡張機能開発者の皆様へ

Visual Studio の拡張機能を作成されている皆様には、Visual Studio 2022 へのアップデート導入をサポートしたいと考えています。まずは、拡張機能を Preview 1 に移行するためのガイドをご覧ください。

また、2021 年 6 月 18 日 15 時 (注 : 日本時間だと 6/19 土曜日 AM 7 時じゃないかと思います。夏時間考慮。)に、YouTube Live で Visual Studio チームのシニア PM である Mads Kristensen が Visual Studio 2022 用に拡張機能をアップデートする方法を実演しますので、御覧ください。

今後も、Visual Studio 2022 の正式な製品リリースに向けて、拡張機能の作者やメンテナの皆様と詳細を随時共有していく予定です。このプロセスをより良いものにするためのご意見がありましたら、こちらから、ショートサーベイにご協力ください。

Visual Studio 2022 の製品版リリースに向けてご支援ください!

Visual Studio 2022 のインストール、使用、サーベイへのご協力、Developer Community での意見の共有、すべてが私たちにとって、そして今後製品版を利用くださるすべての方々にとって大変貴重で重要です。ぜひ、プレビュー版の利用、フィードバックなど、Visual Studio 2022 製品版開発のご支援をお願いいたします。

関連リンク


以上、Justin さんでした。
Justin
それではみなさんごきげんよう。VS 2022 エンジョイしてくださいね。

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