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Visual Studio 2022 17.1 がリリースされました

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みなさんごきげんよう。米国時間 2/15 日に、Visual Studio 2022 17.1 の一般提供が開始されました。

以前米国ブログで公開された、Visual Studio 2022 17.1 Preview 2 の記事では、Git、検索、ナビゲーションの強化、C# および C++ での生産性の向上、カラー タブのパーソナライズ機能がなど、追加機能の詳細が紹介されていました。その後、今日のリリースまでの間、Developer Community に寄せられた皆様からのフィードバックに引き続き取り組んできました。
対応したコミュニティのフィードバック一覧は、Developer Community の修正ページをご覧ください。

https://developercommunity.visualstudio.com/fixes
これまで報告されてきた問題の修正に加え、Visual Studio の生産性向上のための、いくつかの変更が加えられています。また、ソリューションを閉じる際のクリーンアップ処理を最適化した結果、ソリューションを閉じる際のパフォーマンスが改善されました。
詳細については、Visual Studio 17.1 GA リリースノートをご覧ください。

#インデックスによるファイル内検索でコード検索の高速化を実現
Visual Studio 2022 17.1 では、あらゆる開発者の方々により高いパフォーマンスを提供するため、デフォルトでインデックス付きファイル検索をオンにしました。インデックス付きファイルファイル検索をオンにすると、ソリューション ロード時やフォルダ オープン時に、Visual Studio はサテライト プロセス ServiceHub.IndexingService.exe を起動します。これによりインデクサがファイルをスクレイピングしてインデックスを作成します。作成したインデックスは、検索アクションを実行したときに検索結果を高速化するために使用されます。

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↑↑↑上記は、VS 17.0(左)とVS 17.1 Preview(右)が 1,560 個のプロジェクトで約 50,000 ファイルを検索する様子を比較した様子

ファイル内検索のインデックス化は、前述の通りすべてのユーザーに対してデフォルトで有効になっていますが、「ツール」→「オプション」→「環境」→「プレビュー機能」を選択し、「Enable indexing for faster find experience (restart が必要)」(インデックス化を有効にして検索を高速化する)のチェックを外すことで、インデックス化を無効にすることができます。

image.png

#コードファイルの自動同期
「ツール」→「オプション」→「環境」→「ドキュメント」のページには、Visual Studio がフォーカスを失ったときにファイルを自動的に保存する機能が追加されています。

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このページで「Autmatically save files when Visual Studio is in the background」を選択すると、Visual Studio のフォーカスが失われたときに、プロジェクト、ソリューション、およびその他の雑多なファイルを含む開発環境のすべてのドキュメントを保存しようとします。この機能の詳細については、近日中に別のブログ記事でご紹介する予定です。

#Git でできることが増えました
Visual Studio 2022 17.1 には、生産性の向上に役立つ待望の Git 機能が搭載されています。現在のブランチとリポジトリ内の他のブランチを比較できるようになり、プルリクエストやブランチ削除の準備をしながらブランチを管理することがよりシンプルにできるようになりました。

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また、コミットをチェックアウトしたり、任意のリモート ブランチの先端をチェックアウトしたりできるようになったことで、切り離したヘッドのサポートが強化されています。任意のコミットをチェックアウトして、リポジトリの履歴の前の時点に戻り、コードを実行したりテストしたりできるようになりました。また、任意のリモートブランチ チップをチェックアウトすることで、プルリクエストをすばやくレビューしたり、チームのアップデートを評価したりすることができるようになります。

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17.1 の Git の改善ポイントの詳細については、Taysser 氏のブログ記事をご覧ください。

#組込みおよび RTOS 用の C++の 機能強化により、生産性が向上
組み込みレジスタとRTOSスレッドの新しい視覚化についても簡単に紹介させてください。

レジスタ ビューは、「Debug」→「Windows」→「Embedded Registers」からアクセスでき、利用可能なすべてのレジスタ、そのマップされたメモリの位置、値を見ることができます。

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Debug > Windows > RTOS Objects ウィンドウを開くと、システムで実行されているスレッドをそのコンテキストとともに表示することができます。

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#ソリューション フィルタで生産性向上
新しいプロジェクトが追加されたり、依存関係のグラフが変更されたりすると、依存関係のツリー(およびソリューション フィルタ)が古くなることがあることにお気づきの方もいらっしゃるとおもいます。ソリューション フィルタは、ロードするプロジェクトを選択できるため、毎回大量のソリューションをロードする必要がありません。それぞれ、個別のプロジェクトを読み込むか、プロジェクトとその依存関係ツリー全体を読み込むかを選択することができます。

Visual Studio 2022 バージョン 17.1 では、ソリューション フィルタ内の全プロジェクトの依存関係ツリー全体をロードする簡単な方法が追加されました。この方法により、追加された新しい依存関係が取り込まれ、必要なプロジェクトがすべて揃っていることを確認できます。
新しい依存関係を確認するには、ソリューション エクスプローラのソリューション ノードのコンテキスト メニューにある「プロジェクトの依存関係を更新」をクリックします。ぜひ、お試しください!

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#エンタープライズ向けサポート
Professional Edition および Enterprise Edition のお客様は、17.1 の新機能セットを採用する時期を管理することができます。
17.0 LTSC(Long Term Servicing Channel)で、18ヶ月間、機能アップデートをせずにセキュリティおよび品質の修正のみを受けるには、「アップデート設定」ダイアログの使用方法を参照してください。なお、この機能は Community Edition では利用できません。

デフォルトでは、Visual Studio のすべてのインストール環境は Current Channel を使用するように設定されているため、17.1 の機能セットをすぐにゲットいただくことができます。ユーザーやIT管理者は、安全な方法で機能アップデートを先に進めるようにインストールを構成することができます。17.0 LTSC では、追加の機能アップデートは提供されませんが、2023年7月までセキュリティおよび品質に関する修正が提供されます。Visual Studio のサービスおよびサポートの詳細については、Visual Studio のライフサイクル・ポリシーを参照してください。アップデート・チャネルを設定するには、「アップデート設定」ダイアログを使用するか、スクリプトまたはコマンド ラインによって実施します。

#今後はどうなるの?
Visual Studio 2022 の 2 回目のアップデートである 17.2 のファーストプレビュー版をリリースする予定です。
Visual Studio 2022 の最新のプレビューリリースには以下が含まれています。

  • .NET MAUI 開発のためのバグ修正と改善
  • Git エクスペリエンスの継続的な強化
  • raw string literals (新言語機能) など、C# 11 の新しいリファクタリング サポート
  • SQLite、Postgres、MongoDB のデータソースを使用した、データのローカル開発のための新機能

#Git によるチャンクとラインのステージング
Git では、ファイル内のステージのチャンクをエディタからすぐにステージングできるようになっています。ライン ステージングのサポートを有効にするには以下を開き、チェックを入れてください。

Options > Environment > Preview Features and check “Enable line-staging support”

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#新しい C# 11 のリファクタリング
C#11 新機能である 生文字列リテラルでは、通常のリテラルや逐語的な文字列リテラルを生文字列リテラルに変換することができます。生文字列リテラルを使用するには、まずプロジェクト ファイルの言語バージョンを <LangVersion>preview</LangVersion> でプレビューに設定します。その次に、エディタで通常の文字列または逐語的な文字列にカーソルを置き、最後に CTRL+ を押します。
クイック アクションとリファクタリング」メニューが表示されますので、「Convert to raw string」を選択します。

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17.2 Preview 1 など、最新のプレビュー機能を試してみたいと思った方は、Visual Studio 2022 Preview Channel のページでぜひその詳細をご覧ください。なお、17.1 リリースと並行してインストールすることができます。

17.2 Preview 1 リリースの詳細については、リリースノートを参照してください。

#今回もフィードバックお待ちしてます!
Visual Studio について気に入っている点や改善してほしい点などをお知らせください。デベロッパー コミュニティでは、バグや問題を報告したり新機能や既存機能の改善に関する提案 など、フィードバックを共有いただけます。

これまで皆さんが問題の報告のために費やしていただいた時間に感謝するとともに、今後も私たちの活動状況や改善点についてフィードバックをいただけることを願っています。

それではみなさん、ごきげんよう。

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