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自作パッケージをSwift Package Indexに追加する方法

Last updated at Posted at 2021-06-21

「Swift Packagesによるライブラリの作成方法」は4部構成です。
記事を順番に読み進めると、Swift Packagesでライブラリを自作して公開できるようになります。


「Swift PackagesによるCLIツールの作成方法」は5部構成です。
記事を順番に読み進めると、Swift PackagesでCLIツールを自作して公開できるようになります。

第1部: Swift PackagesでCLIツールを自作する
第2部: 自作パッケージをSwift Package Indexに追加する ←イマココ
第3部: 自作パッケージをMintに対応する
第4部: 自作パッケージをHomebrewに追加する(未投稿)
第5部: 自作パッケージをCocoaPodsに追加する(未投稿)

はじめに

自作パッケージをSwift Package Indexに追加する方法を紹介します。

「Swift Package Index」とは?

公式サイトのFAQを直訳すると「Swift Package Managerをサポートする、パッケージの検索エンジン」です。

パッケージを検索して、そのパッケージに関する様々な情報を得ることができるサイトです。

環境

  • OS: macOS Sonoma 14.2.1
  • Xcode:15.3 (15E204a)
  • Swift:5.10
  • swift-tools:5.10

Swift Package Indexへの追加方法

Swift Package IndexへはPRを作成して手動で追加を依頼する必要があるので、その手順を紹介します。

(2024/04/20, 追記)
PRでなくIssueを作成する方法に変わっていたので、記事を全体的に修正しました。

パッケージを自作する

Swift Package Indexへは他人が作成したパッケージを追加することもできるようですが、やはり自作パッケージがなければ始まりません。

以下の記事を参考にパッケージを自作します。

Issueを作成する

パッケージを自作したら、以下のページから「Add Package(s)」を選択してIssueを作成します。

スクリーンショット_2024-04-20_20_15_48.png

IssueのタイトルとリポジトリのURLを入力し、「Submit new issue」を押下します。

  • Add a title
    • Issueのタイトルを書く。 Add {パッケージ名} とする
  • New Packages
    • リポジトリのURLを書く

スクリーンショット_2024-04-16_1_53_19.png

Issueが作成されます。

スクリーンショット 2024-04-16 1.53.58.png

PRをApproveする

入力した情報を元にbotがPRを作成するので、リンクを押下して開きます。

スクリーンショット_2024-04-16_1_54_42.png

スクリーンショット 2024-04-16 1.55.03.png

内容を確認し、問題なければ「Approve」を選択して「Submit review」を押下します。

スクリーンショット_2024-04-16_1_57_00.png

問題なければメンバーの方がマージしてくださります。

スクリーンショット 2024-04-16 1.58.59.png

私の場合は数分でマージされました。

Swift Package Indexでできること

PRがマージされたらSwift Package Indexに自作パッケージのページができます :tada:

Swift Package Indexでできることを抜粋して紹介します。

様々な環境でビルドしてバッジ化される

様々なプラットフォーム、Swiftのバージョン、ソース(最新タグとデフォルトブランチ)の組み合わせでビルドし、成否とログを確認できます。
スクリーンショット 2021-06-21 23.15.49.png

CIが成功してからパッケージをリリースすることが多いとは思いますが、すべての組み合わせを網羅することはなかなかないので、非常にありがたいです。

ビルドに成功した環境がバッジ化されるので、READMEに付けるとどの環境で使えるかがすぐにわかります。


ちなみに新しいバージョンをリリースしたら自動で再ビルドしてくれます。
手動でリリースを伝える必要はありません。

同じ作者で他のパッケージを見れる

Xcode 13で追加された「Package Collections」という仕組みがあり、複数のパッケージをJSONファイルにまとめることでパッケージを探しやすくなります。

Swift Package Indexでは同じ作者のパッケージをまとめたコレクションのJSONファイルを自動で作成してくれます。

その場でパッケージを試せる

「Try in a Playground」をクリックすることで、パッケージがセットアップされた状態でPlaygroundが起動し、すぐにパッケージを試すことができます。

spi-playgrounds://open?dependencies=uhooi/swift-string-transform

事前にSwift Package Index Playgrounds appをインストールする必要があります。

おわりに

自作パッケージをSwift Package Indexに追加することができました!
自分のパッケージが素晴らしいサイトに載るのはとても嬉しいです :relaxed:

Swift Package Indexは非常に便利なサイトなので、パッケージを自作していない人もぜひ活用してみてください!

参考リンク

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