はじめに
こんにちは、株式会社ジール所属の@uemura_eです。
現在、BI onlineライター・編集・運営を行っております。
BI onlineについて
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ZEUSCloud の実態に迫る、第3回目の投稿です。
1回目では ZEUSCloud というBIツールがこの世に存在しているよ!というお話でした。
第1回 : https://qiita.com/uemura_e/items/dfc091245254e20d2a1e
第2回目は、ZEUSCloudの内部構造とログインについてご紹介しました。
第2回 : https://qiita.com/uemura_e/items/e195a3eebc7848775e6b
第3回目は、いよいよビジュアルを作成しレポートを完成までをご紹介します。
※今回もテストデータを用いております。
ビジュアルを作成
ビジュアルの作成にはドシエを作成する必要があります。『ドシエって何ぞや?』ということで、早速ドシエをひも解いていきたいと思います。
ドシエとは、日本語に訳すと書類、ファイルという意味です。ZEUSCloud におけるドシエは、グラフや地図などのビジュアリゼーションを表現して、さらに分析できるスペースで、それらがあたかも一つの書類やファイルの様な位置付けとして存在し、各書籍やファイルをフォルダごとに分ける様に、ドシエを追加すれば、それぞれ単体のビジュアリゼーションや分析が行えるファイルスペース群です。
縦軸と横軸に分析したい項目をドラッグアンドドロップすると、自動でグラフィカルなイメージを表示してくれます。グラフはギャラリーから随時変更ができるので、迷わない!というのが大きなポイントでした。
欲しい情報はゼロクリックで瞬間GET!!
数ある便利な機能から、今回はロケ―ションベースのアナリティクスができる地図ドシエをアタックしたいと思います。
ここで凄いポイントです
ドシエの機能では、地図上で範囲を指定することができます。これにより、半径●キロ圏内のエリアを限定した、エリア内の店舗情報をキャッチ、店舗別の売上げ状況の把握、売上げ TOP10 などが瞬時に表示できてしまいます。実際使ってみて、「確かに、非常に便利な機能だった!」と私自身実感しました。
ビジュアリゼーション:地理情報サービス
ビジュアリゼーションの「地図」から、「地理情報サービス」を選択し、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県における商品の売上げ別のドシエを準備しました。※今回はドシエの機能にフォーカスした内容になっているため、詳細なドシエの作成手順は割愛します。
地図ドシエ:範囲指定
このドシエから、「東京都」をマウスオーバーすると、ドシエで設定した顧客居住県、売上金額、貢献率が表示されます。
更に「東京都」をクリックすると、地図上では東京都が色分けされ、画面中段のタイルでは東京都の売上金額、売上数量、注文単価が表示されます。
例えば、品川区にポイントを置いて、半径5キロ圏内のエリアに限定したデータを抽出したい場合は、範囲指定機能を使います。中心にポイントを合わせてドラッグすると、自由に範囲を設定できます。
範囲指定したエリアからドリルダウンし、より詳細な情報を探索することができます。右クリックし、ドリルダウンしたい項目が自動で表示されるので、自由に選べます。ドリルダウンをする際に迷わないので、とても便利な機能だと思いました。
また限定したエリアのリストを出したい場合は、3点マークをクリックし「データを表示」を選択します。このリストをエクスポートすることも可能です。
ドシエの動作動画
上記の指定範囲の動きを動画にしました。
おわりに
マユツバものだ!と疑ってかかったのですが、予想に反して、迷うことなく操作を行うことができました。
今回、初めて ZEUSCloud を試してみてわかったことがたくさんありました。
●インフラ周りの知識は不要だった!
インフラ周りの知識は特に求められることはありませんでした。フロント部分は見やすいボタンでデータのインポートが行えました。データのインポート時間もさしてかからず、インポートが終わったファイルは、画面からファイルのアイコンが消えるので一目瞭然です。
●テーブル結合の設定はノンストレスだった!
今回使用したデータでは、インポート後にテーブルを結合する作業はありませんでした。ほとんど自動でテーブル結合してくれます。手動でキーを付けなおす場合もドラッグアンドドロップだけで行えました。
●操作性の不安も不要だった!
「初めて使う BI ツールは怖い~」と身構えなくても、意外とスムーズに操作ができました。操作は列と行に項目名をドラッグアンドドロップするだけ。行や列に何かしらの項目名を入れれば、何となくビジュアルが表示されてしまうので、表示したいビジュアルを思い描きながら、項目名を入れ替えると完成してしまいます。見ればわかるという操作性の高さを体感できます。MicroStrategy はビジュアルに力を入れている様で、多種多様な表現ができます。ご自身のイメージに合ったビジュアルが必ず見つかると思います。
●地図ドシエが導く、瞬間分析力は感動ものだった!
なげなわで範囲指定をすると、調べたいエリアの情報をフィルターすることなくリストアップしてくれるので、手間いらずでした。「半径何キロ圏内の顧客の動向は?」などと問われても、瞬時に表示ができるので「え~と、少々お待ちください。」という時間稼ぎからも卒業。ドヤ顔で即答しちゃってください!
ZEUSCloud にザラザラでごつごつの不揃いなデータを入れたら、キラキラと光り輝く洗練されたレポートが完成出来てしまい、更に分析機能が感覚的で使いやすく、非常に便利なツールであることが分かりました。今回は、範囲指定という機能を中心としたご紹介でしたが、他にも面白い機能がたくさんありますので、またご紹介できればと思います!
ご興味がございましたら、ぜひ一度お試しください。
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