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AIやったことない技術者がAI人材になる勉強法

Last updated at Posted at 2018-10-07

AI技術者になりたい!

不可能を可能にしたい!技術者ならそんな思いを常にもっているはず。
いつの間にかAI(の中でもディープラーニング)は、そんな技術者にとって必須のツールである時代になってしまった感じ。焦っている人はたくさんいるに違いない。

今までAIを勉強してこなかった技術者が、どうすれば今からAI技術者になれるか、2018年10月時点における勉強法をまとめてみた。

どのレベルになればAI技術者って認めてもらえる?

有識者に聞いたところ、Kaggle(お題に対して自分で作ったAIの性能を競うコンテストサイト)で入賞するのが一番分りやすい、とのことだが、いきなりそこまでいけないので・・・

ディープラーニングを使える(理論+実践)レベルを目指しつつ、「客観的に見てAI技術者だと言い張れるか?」も考えて、公的に認知されている教育制度や検定を活用する、という方針で記載しています。

お金をかけずに半年でディープラーニングを習得する

ディープラーニングを教えてくれる講座はいろいろあるが、20~30万(数か月)もするコースは個人じゃ無理!
やってみて自分のレベルやスタイルに合わなかったとき、フトコロが痛すぎる。
「お金がほとんどかからない」という軸でまとめます。

番号 方法 難易度 費用 期間
1 通学講座に行く ★☆☆ ¥0~ 3~4か月
2 オンライン講座を受講 ★★☆ ¥0~¥30,000 3~4か月
3 Kaggleに挑戦 ★★★ ¥0 2~3か月
4 検定もとっておく ★☆☆ 受験料・書籍代(~¥20,000) -

1か2のどちらか(もしくは両方併用)で基礎を学んでからKaggleに挑戦して実践を積む、ついでに検定もとっておく、というコンボ。順調にいって(毎月20時間を確保して)、半年ぐらいのイメージ。

マシンはどうする?

マシンにお金かけたくない人は、無料のGPUクラウド環境Google Colabを利用するのが鉄板。

Google様はマジ神ですね!通常のノートPCだけで、どこからでもディープラーニング勉強できます。

後述の無料講座でも、履修生向けにGPUサーバ環境を使わせてくれるので、そっちでもOK。
高価なマシンは、慣れてきてから用意すれば十分(高い性能目指すと、価格も青天井の世界なので・・・)

通学講座に行く(オススメ:東京近郊の方)

日本政府もAI技術者の不足に危機感をもっているようで、なんと2億円超の予算を出して、社会人向けに無料の講座をやってくれている。これはいくっきゃない!(無料なのは、東京大学での開催のみ)

LEARN.AI 実データで学ぶ人工知能講座
※:筆者も履修生。別途記事を書く(予定)

learn-ai.PNG

  • 年2回。定員40~50名程度(若干変動)。書類選考のみなので、熱いパッションが重要(なはず)。実際履修生には、情報系でないバックグラウンドの方も多いし、20代~50代まで多様な構成。選考は通ればラッキーぐらいの気持ちでとりあえず申し込もう。
  • 通学なので仲間もできやすいし、これから勉強するぞ!というモードに自分を切り替えるきっかけになる

オンライン講座を受講

英語で

英語が苦にならないなら、corseraのdeep learning関連の講座を。

coursera

2018年時点の鉄板はAndrew Ng先生のdeep learning講座

  • 同先生の昔の機械学習講座と間違えないように注意。機械学習講座も非常に評判が良いが時代の変化は速い(機械学習講座ではoctaveを使用する。Deep learning全盛の現在ではちょっと・・・遠回り)。

Couseraが良いのは「私はAI技術を理解してますよ」ってアピールするのにも使えること。修了証がでてLinkedInに掲載することも可能。そこらのAI講座と違って(失礼)、世界的にも一番認知がされているので。

うちの部署でもAI人材がなかなかいなくて困っているが、coursera修了している人いたら喉から手が出るほど欲しい・・・

日本語で

英語に自信がない場合は選択肢が狭まるが、無料で学べるオンライン大学講座gaccoで、タイミングがあえばディープラーニングの講座がある。

gacco.PNG

Kaggleに挑戦

  • Kaggle:お題に対して自分で作ったAIの性能を競うコンテストサイト。

    • データが用意されている、結果(順位)を判定してくれる、他の人のモデルを参考にできる、と至れり尽くせり。
    • 入賞できなかったとしても、挑戦することに意義がある。実践したよと対外的に見せやすいし、客観的に自分のレベルを知ることもでき、一石二鳥。
    • ※詳細は、別途記事にする(予定)
  • 参考

検定もとっておく

日本ディープラーニング協会が行う資格もついでに取得(現時点で日本で唯一のディープラーニング資格と思われる)。日本におけるAIの第一人者である松尾准教授(東大)が主導する協会なので信頼度が◎。

JDLA

  • G資格とE資格があるが、受けるべきはG資格

    • G資格 = AIをビジネス活用する能力を検定
      • 技術者にはいらないのでは?と疑問が湧くかもしれないが・・・、いくらAIの技術を磨いても、最終的にはAIを使うところを見つけてサービスに生かさなければ意味がない。その時、AIを理解できていない人にも説得力をもって話を通すには、幅広に語れる知識が必要。そんなに勉強時間もいらないので、ぜひ取得を。
    • E資格 = エンジニアリング能力を検定
      • 受験資格として指定の講座受講が必要。最低15万円が必要。費用対効果が合わない。(検定ビジネス・・・)
  • 下記によくまとまっている

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