Spring BootでAPIを作るときの最小構成を図解してみた

はじめに

Spring Boot を触りはじめたころ、
「Controller と Service の違いって何？」
「Repositoryって急に出てくるけど、どこで使うの？」
みたいに、基本の流れの理解に時間がかかっていました。

あとから「これ、最初に誰かに分かりやすく教えてほしかった…」と
思うことがあったので、初めての記事は API を作るときの最小構成 を、できるだけシンプルにまとめてみました。

Spring Boot を触り始めたばかりの人が、
「こういう流れで動いてるんだな」と直感的に掴めるような内容になっています。

• Spring をこれから学ぶ人
• なんとなく雰囲気でコードを書いてきた人
• 層構造をイメージで理解したい人

そんな方に読んでもらえたら嬉しいです。

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📦 プロジェクト構成（最小構成）

ディレクトリ構成（最小構成）

src
└ main
└ java
└ com.example.demo
├ controller
│ └ SampleController.java
├ service
│ └ SampleService.java
├ repository
│ └ SampleRepository.java
└ DemoApplication.java

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🧩 各レイヤーの役割をざっくり説明

Controller / Service / Repository の説明

1. Controller（入り口）

• HTTP リクエストを受け取る
• どの API を呼び出すか判断する
• 返すレスポンスを決める

@RestController
@RequestMapping("/api/sample")
public class SampleController {
    private final SampleService service;

    public SampleController(SampleService service) {
        this.service = service;
    }

    @GetMapping
    public String hello() {
        return service.getMessage();
    }
}

2. Service（ビジネスロジック）

• 実際の処理を書く層
• DB の操作や計算など、ビジネスロジック全般を担当
• Controller と Repository の中継ぎ・調整役

@Service
public class SampleService {
    public String getMessage() {
        return "Hello from Service!";
    }
}

3. Repository（DBアクセス担当）

• DBとやり取りする層
• Spring Data JPA を使うと、インターフェイスだけで CRUD が自動生成される
• ※CRUD (C:Create（作成）、R:Read（読み取り）、U:Update（更新）、D：Delete（削除）)

@Repository
public interface SampleRepository extends JpaRepository<SampleEntity, Long> {
}

4. Application（起動ポイント）

• Spring Boot アプリのエントリーポイント

@SpringBootApplication
public class DemoApplication {
    public static void main(String[] args) {
        SpringApplication.run(DemoApplication.class, args);
    }
}

図解：API の流れ

• Controller → Service → Repository の流れを意識することで、コードが整理しやすく、後からの拡張もラクになります

🔚 まとめ

• Spring Boot の API は Controller / Service / Repository の 3 層構成が基本
• シンプル構成でも実務レベルの API を作れる
• まずは “動くもの” を作って、徐々に理解・拡張すれば OK