はじめに
皆さん、AWS re:Invent 2026には参加されますか?
今年は11月30日〜12月4日にラスベガスで開催されます。セッション数が非常に多く、カタログからお目当てのセッションを探すだけでも一苦労です💦
そんな中、AWSからAWS Events用の公式APIが公開されていて、MCPサーバーも用意されています。
MCPサーバーを使えば、AIアシスタントに「Bedrock関連のセッションを探して」とお願いするだけでカタログを検索できます。せっかくなので実際に試してみましょう!
AWS Events APIのMCPサーバーとは
公式ドキュメントはこちらです。
AWS Events APIは、re:InventやAWS Summitなどのセッションカタログを読み取ったり、自分のスケジュールを管理したりできるAPIです。
REST APIとMCPサーバーの2種類が用意されていて、どちらも同じ機能を使えます。
MCPサーバーで使えるツールは以下の通りです。
| ツール | できること |
|---|---|
| ListEvents / GetEvent | 開催中・開催予定のイベントの取得 |
| ListSessions / GetSession | セッション一覧・セッション詳細の取得 |
| GetSchedule | 自分のスケジュールの取得 |
| ReserveSessions / CancelReservation | セッションの予約・キャンセル |
| AssociateFavorites / DisassociateFavorite | お気に入りの登録・解除 |
| Create / Update / DeletePersonalTime | 個人の予定の追加・変更・削除 |
検索だけでなく、予約やお気に入り登録までAIに任せられるのが嬉しいポイントですね。
接続してみよう
エンドポイントは https://api.awsevents.com/mcp(Streamable HTTP)です。
クライアントIDは全員共通で 7vmom55m1qstvq8i71ph127bfq を使います。
Claude Codeの場合
claude mcp add --transport http --scope user awsevents \
https://api.awsevents.com/mcp \
--callback-port 8484 --client-id 7vmom55m1qstvq8i71ph127bfq
Kiroの場合
MCPの設定ファイルに以下を追加し、ウィンドウをリロードします。
{
"mcpServers": {
"awsevents": {
"url": "https://api.awsevents.com/mcp",
"oauth": {
"clientId": "7vmom55m1qstvq8i71ph127bfq",
"redirectUri": "http://127.0.0.1:8976",
"oauthScopes": ["openid", "email", "events/access"]
}
}
}
}
コールバックのポートは必ず指定しましょう。指定しないとランダムなポートになり、サインインに失敗します。
Kiroの場合、redirectUri はポート番号までで止めて、パスは書かないのがポイントです。
初回の呼び出し時にブラウザが開くので、AWS Builder IDでサインインします。
「イベント一覧を出して」とお願いして、re:Inventが返ってくれば接続成功です。
実際にセッションを探してみよう
今回はClaudeから接続して試してみました。
イベントを確認する
まずは「イベント一覧を出して」とお願いしてみます。
ListEvents が呼ばれ、re:Invent 2026がちゃんと返ってきました。
{
"eventId": "reinvent2026",
"name": "re:Invent 2026",
"address": { "city": "Las Vegas" },
"authenticationRequired": true,
"startDate": "2026-11-30T05:30:00.000-08:00",
"endDate": "2026-12-04T23:59:00.000-08:00",
"timezone": "America/Los_Angeles"
}
authenticationRequired: true となっている通り、re:Inventのカタログを読むにはre:Inventに参加登録済みのアカウントでのサインインが必要です。
Bedrock・AWS Context関連のセッションを探す
次は本題です。私はMGM Grandに宿泊予定なのでこんな感じでお願いしてみました。
re:Invent 2026で、Amazon BedrockとAWS Contextに関するセッションを探して。宿泊がMGM Grandなので、会場も一緒に教えて
AIが ListSessions でカタログを取得し、その中から条件に合うものを絞り込んでくれました。結果の一部がこちらです(時間は現地時間)。
| ID | タイトル | 日時 | 会場 | レベル |
|---|---|---|---|---|
| AIM374 | It's live. Now what? Operating AI on Amazon Bedrock | 11/30 16:00 | MGM Grand | 300 |
| AIM372 | Claude It Your Way: Anthropic on AWS | 12/2 08:30 | Caesars Forum | 300 |
| AIM373 | What happens in Bedrock stays in Bedrock | 12/2 10:00 | Caesars Forum | 300 |
| ANT423 | Introducing AWS Context: Build governed intelligence for agents at scale | 12/2 12:00 | MGM Grand | 400 |
| AIM448 | Build the right inference strategy on Amazon Bedrock | 12/2 15:00 | MGM Grand | 400 |
| AIM220 | What's new in Amazon Bedrock | 12/3 08:30 | MGM Grand | 200 |
| AIM350 | Web grounding on Amazon Bedrock AgentCore and Amazon Bedrock | 12/3 11:30 | MGM Grand | 300 |
会場やレベルも一緒に出してくれるので、移動も考えながらスケジュールを組めますね。
セッションの詳細を見る
気になったセッションは GetSession で詳細を取得できます。
例えばAWS Contextのセッション(ANT423)を聞いてみると、概要(abstract)や部屋、スピーカーまで返ってきました。
{
"abbreviation": "ANT423",
"title": "Introducing AWS Context: Build governed intelligence for agents at scale",
"level": "400 - Expert",
"type": "Breakout session",
"venue": "MGM Grand",
"room": "Level 3 | Chairman's 363 | Content Hub | White Theater",
"services": ["AWS Context", "AWS Glue"],
"sessionTime": { "date": "2026-12-02", "time": "12:00", "length": "60" },
"isReservable": false
}
概要は英語ですが、AIに「日本語で要約して」とお願いすれば一瞬で内容をつかめます。英語のカタログを1件ずつ読むよりずっと楽ですね!
使ってみて分かったこと
-
APIに検索機能はない
ListSessionsは全セッションを返すだけなので、絞り込みはAI側で行います。自然言語で条件を伝えられるので、むしろMCPと相性が良いポイントだと思います。 -
一覧の取得は概要なしがおすすめ
セッション数が多く、レスポンスがかなり大きくなります。includeAbstracts: falseで一覧を取り、気になったものだけGetSessionで詳細を見るのが効率的です。 -
予約開始前は
isReservable: false
現時点では予約できない状態になっていました。
予約は10月8日からです
re:Inventの座席予約は10月6日に開始されますが、API(MCP)経由の予約は10月8日からです。それまでは予約・キャンセルを実行すると 409 エラーになります。カタログの閲覧とお気に入り登録は通常通り使えます。
人気セッションはすぐ埋まるので、確実に取りたいものは10月6日に公式サイトかAWS Eventsアプリで予約しておきましょう。
おわりに
AWS Events APIのMCPサーバーを使うと、膨大なre:Inventのセッションカタログから、自分の興味に合うセッションをAIに探してもらえます。
予約開始前の下調べやお気に入り登録に、ぜひ使ってみてください!