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nitrous.ioでSinatraやNoSQLを使ってみよう

Last updated at Posted at 2014-05-23

nitrous.ioについて

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nitrous.ioはブラウザ上で使えるIDE(Integrated Development Environment)になります。nitrous.ioを使うメリットとしては、

  1. partsというツールを使って、開発環境を整える手間を格段に減らせること
  2. クラウド上でコードを作成できるので、どこからでもコーディングをできること
  3. Webサーバーを起動すると、ローカルとは違ってどこからでもアプリケーションにアクセスできるとこ

になります。

デメリットとしては、無料のアカウントでは使えるメモリやハードディスクの容量が少ないので、ジェネレータやサーバーの起動などが遅いことです。

したがって、モックなどの軽量なものをさっと開発するときにはnitrous.ioを使用し、実際にサービスとしてデプロイするならAWSやHerokuを使用することをオススメします。

ちなみに現在開発中のアプリケーションがGithubにあるのなら、すぐにnitrous.ioにクローンできるので、ローカルのアプリケーションをGithubにpushしてnitrous.ioを使ってみましょう。

nitrous.ioを始めよう

  1. nitrous.ioにアクセスして、ユーザー登録します
  2. ユーザー登録のフォームを送信したら、確認メールが届くので、メール内のURLにアクセスして登録完了
  3. "Open Dashboard"ボタンをクリックして、ダッシュボードを起動
  4. このような画面が出てきたらOKです! Nitrous_IO.png

IDEを起動

続いて、sinatraアプリケーションを作成するために、「box」というものを作成します。
このboxはvagrantのものと同じように、sinatraなどを動かすための仮想環境を構築することになります。

  1. templateを"Ruby/Rails"に選択
  2. Nameに好きなboxの名前を入力
  3. Regionを"East Asia"に選択 (サーバーを動かす場所になります)
  4. 最後に、もしGithubのリポジトリをクローンしたいなら、Download a Github repoのところに自分のGithubのリポジトリURLを入力します

Create Boxをクリックすると自動的にBoxが立ち上がります。
その後出てくる画面はオプションなので、必要なければ次に進んでください。

あとは、少し待ってるとBoxが立ち上がるので、IDEボタンを押してIDEを立ち上げてください。

Nitrous_IO.png

Boxなどについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのドキュメントを参照してください。
nitrous.io support

Hello World

それでは、nitrous.ioのIDEを使ってSinatraのアプリケーションを動かしてみましょう。

まずはIDEの下部にあるコンソール画面から、sinatraのgemをインストールします

$ gem i sinatra

続いてsinatraで"hello world"を表示するアプリケーションを作成してみましょう

Nitrous_IO.png

  1. workspaceフォルダにsinatraの本体であるapp.rbを作成
  2. sinatraのコードを記述
  3. コンソールからworkspaceフォルダに移動し、sinatraを起動
$ cd workspace
$ ruby app.rb -o '0.0.0.0' -p 3000

起動が確認できたら、上部タブのPreviewから"Port 3000"を選択してsinatraのアプリケーションにアクセスします。

sample-sinatra-115959_apne1_nitrousbox_com.png

"hello world"と表示されていれば成功です!

Next Step(1): autopartsを使う

nitrous.ioでは"autoparts"というツールを使うことが出来ます。このautopartsを使って、RedisやMongoDBをnitrous.ioのbox内で起動してみましょう!

Nitrous_IO.png

  1. IDEの上部タブに、Autopartsがあるので、Manage Packagesを選択してください
  2. redisやmongodbと入力し、installボタンをクリック

あとは待ってるだけで、自動的にMongoDBやRedisなどを使用することが出来ます。

SinatraからMongoDBやRedisを使用する方法は、こちらのSinatraの公式ドキュメントを参照してください。
Sinatra Recipes - Databases - Mongo

Next Step(2): 他に何ができるか

Autopartsで扱えるのは、NoSQLだけではありません。PythonのpipやNode.jsなども利用することが出来ます。

他にもどんなものが使えるか、以下のAutopartsのドキュメントを参考にして、クラウドでのアプリケーション開発を楽しんでください!

Installing Databases and Tools with Autoparts

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