前回はテーマをカスタマイズして共有しようという趣旨でした。
しかし、大抵開発においてお客様の要望は最後まで変わるものです。
テーマを最初に決めておいてもいいのですが、決めたものは決めたものでそのままで納品するのはお客様の意図にそぐわないレイアウトになってしまっているかもしれませんね。
テーマはいつでも変えられます。
カスタマイズしたテーマも同様です。
追加してみましょう。
前回のカスタマイズテーマに、新たに「表示のみ」のスタイルを登録します。
テーマを更新したいファイルで、テーマのインポートを行います。
ちゃんとカスタマイズしたテーマのリストが同様にでてきます。
このとき、すでに同じ名前でテーマが入っている場合は、上書きするか、両方を生かすかということを聞いてきてくれます。
今回は前回のスタイルもすでに入っているので上書きを選択してインポートしてみます。
前回設定した項目のスタイルもきちんと入っています。
こうしたことから、いくらFileMakerでは見栄え良くできるからと言って最初にデザインを決めてしまうのではなく、コロコロ変わる顧客要望に応えられるようにデザインについては最後まで当てない、もしくは開発をしつつテーマの更新をしてレイアウトを整えることが効率よく開発できることになるかと思います。
一度作成してしまってから「やっぱりこのテーマ使ってください」とか言われると、腹たちますよねぇ。