はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)のAIアシスタントについて、ワークブックを編集モードにしてAIアシスタントと対話する方法をこれまで紹介してきました。
ところで、ワークブックの編集権限がない場合はどうなるのでしょうか?
そのワークブックを使用したAIアシスタントは使えないのでしょうか?
そこで、ワークブックを編集モードにしなくても、AIアシスタントが使えるようにする方法を紹介します。
※ OAC July 2025 Updateを使用しました。
題材となるワークブック
これを選択しました。
実際、何でもいいんですが参照しているデータセットでアシスタントが有効になっていることが条件となります。
ビューモードで開いて、右上のアイコンを確認します。
「インサイト」アイコンは表示されていません。
そこで、ワークブックを編集モードに移行します。
ワークブックの設定変更
編集モードになったワークブックの「表示」をクリックし、左ペインのインサイトパネルをオンにします。
ウォッチリストとワークブック・アシスタントは両方ともオンにして、ワークブックを上書き保存します。
もう一度ワークブックを開く
ワークブックをビューモードにするか、カタログメニューからもう一度保存したワークブックを開きます。
今度は、右上のメニューの中に「インサイト」アイコンが表示されているのがわかります。
クリックしてみます。
AIアシスタントと対話する
パネルが開きますので、「アシスタント」タブに移動して、何かリクエストを送信します。
結果をウォッチリストにする
ビューモードなので、表示された結果をキャンバスに追加することはできませんが、ウォッチリストに登録することはできます。
新規にウォッチリストを作成するか、既存のウォッチリストを選択します。
詳細を決めて、「追加」をクリックします。
ウォッチリストに追加されました。
ホームページにも表示されました。
おわりに
ワークブックをビューモードで開いても、AIアシスタントで追加のインサイトを得ることができました。
登録したウォッチリストに対するアクセス権を設定すれば、他のユーザーとも結果を共有できます。








