0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Oracle Analytics Cloud:ブラウザでリポジトリ作成 2/3 ~論理層の作成~

Last updated at Posted at 2023-06-13

この記事の内容は、Oracle Analytics Cloud(OAC) May 2023 Updateを使用して検証しました。
将来のアップデートでUIが変更される可能性があります。

この前の作業

こちらを参考に、新規のセマンティック・モデルを作成の上、物理層を定義してください。
Oracle Analytics Cloud:ブラウザでリポジトリ作成 1/3 ~接続プールと物理層の作成~

1. 論理層の作成

セマンティックモデルを開き(あるいはセマンティックモデルを開いた状態で)、「新規」ボタンをクリックし「ビジネス・モデル」を選択します。
image.png

今回は、「SH」という名前のビジネスモデルを作成します。
image.png

2. ビジネスモデルの定義

ビジネスモデルに必要な定義を加えていきます。

2.1 論理表の選択

最初にファクト表を選択します。
ファクト表とは、集計するデータが格納された表のことです。
集計するデータとは、一般的には金額や数量、人数などです。ファクト表には集計列の他に、分析の軸にあたるディメンションとの結合列が含まれます。
ファクトの「表の追加」アイコンをクリックし、「表の追加」を選択します。
image.png
「SALES」表を選択します。
image.png
同様に、ディメンションにも表を追加します。
image.png
「CHANNELS」「PRODUCTS」「TIMES」の3つの表を追加します。
image.png
image.png

2.2 チャネル・ディメンションの定義

「CHANNELS」ディメンション表をダブルクリックします。
image.png
「一般」タブに移動して、「主キー」として「CHANNEL_ID」が選択されていることを確認します。
image.png
「列」タブに移動して、上下の矢印アイコンやドラッグ&ドロップで、列の並び順を変えます。
image.png
「階層」タブに移動し、階層タイプを「レベル・ベース」にします。
階層名を「H1」から「Channel Dim」に変更します。
image.png
デフォルトの「合計」「詳細」を削除します。
image.png
総計レベルを追加します。
image.png
次に、「新規レベル」を追加します。
image.png
もう一つ、「新規レベル」を追加します。
image.png
最後に「詳細」を追加します。
image.png
「総計レベル」をクリックし、レベル名を「Grand Total」にして、「このレベルの要素」を「1」にします。
image.png
総計レベルのすぐ下のレベル(おそらく「レベル-3」という名前になっているはず)を選択し、レベル名を「Channel Total」にします。主キーは「CHANNEL_TOTAL_ID」、表示キーは「CHANNEL_TOTAL」にします。
関連付けられた列には、「CHANNEL_TOTAL_ID」と「CHANNEL_TOTAL」を選択します。
image.png
同様の手順で残りのレベルも設定します。

元のレベル名 レベル名 主キー 表示キー 関連付けられた列
レベル-4 Channel Category CHANNEL_CLASS_ID CHANNEL_CLASS CHANNEL_CLASS_ID、CHANNEL_CLASS
詳細 Channel Detail CHANNEL_ID CHANNEL_DESC CHANNEL_ID、CHANNEL_DESC

image.png
保存します。
image.png

2.3 製品・ディメンションの定義

もう一つ普通のディメンションを定義します。製品ディメンションです。
ビジネスモデル「SH」のタブに戻って、「PRODUCTS」をダブルクリックします。
image.png
「一般」タブに移動し、主キーが「PROD_ID」であることを確認します。
image.png
「列」タブに戻り、「PROD_DESC」論理列をクリックして選択し、「削除」アイコンをクリックします。確認を求められたら「はい」を選択します。
※物理的には削除されませんので、元のデータには影響ありません。
image.png
image.png
続いて、次の列を残してそれ以外を削除します。まとめて選択して削除することもできます。

  • PROD_ID
  • PROD_NAME
  • PROD_SUBCATEGORY
  • PROD_SUBCATEGORY_ID
  • PROD_CATEGORY
  • PROD_CATEGORY_ID
  • PROD_TOTAL
  • PROD_TOTAL_ID
    image.png
    ドラッグ&ドロップや上下の矢印アイコンを使って、列の順序を変えます。
    image.png
    「階層」タブに移動し「階層タイプ」を「レベル・ベース」にします。デフォルトの「合計」「詳細」を削除します。
    image.png
    階層名をH1から「Product Dim」に変更します。
    image.png
    総計レベルを追加します。
    image.png
    新規レベルを3つ追加します。
    image.png
    次に「詳細」を追加します。
    image.png
    image.png
    「総計レベル」をクリックし、レベル名を「Grand Total」にして、「このレベルの要素」を「1」にします。
    image.png
    その他のレベルを次のように変更します。
元のレベル名 新しいレベル名 主キー 表示キー 関連付けられた列
レベル-3 Product Total PROD_TOTAL_ID PROD_TOTAL PROD_TOTAL_ID、PROD_TOTAL
レベル-4 Product Category PROD_CATEGORY_ID PROD_CATEGORY PROD_CATEGORY_ID、PROD_CATEGORY
レベル-5 Product Sub Category PROD_SUBCATEGORY_ID PROD_SUBCATEGORY PROD_SUBCATEGORY_ID、PROD_SUBCATEGORY
詳細 Product Detail PROD_ID PROD_NAME PROD_ID、PROD_NAME

image.png
保存します。
image.png

2.4 時間・ディメンションの定義

最後に時間ディメンションを定義します。
ビジネスモデル「SH」のタブに戻って、「TIMES」をダブルクリックします。
image.png
「一般」タブに移動し、主キーが「TIME_ID」であることを確認します。
image.png
「列」タブに戻って、不要な論理列を削除します。今回は残す列は次の通りです。

  • CALENDAR_YEAR
  • CALENDAR_MONTH_DESC
  • TIME_ID
    image.png
    列の順序を並べ替えます。
    image.png
    「階層」タブに移動します。階層タイプを「時間」にします。
    image.png
    デフォルのレベル、「合計」と「詳細」は削除します。
    名前を「Time Dim」に変更します。
    image.png
    総計レベルを追加します。
    image.png
    新規レベルを2つ追加します。
    image.png
    image.png
    最後に「詳細」を追加します。
    image.png
    「総計レベル」をクリックし、レベル名を「Grand Total」にして、「このレベルの要素」を「1」にします。
    image.png
    その他のレベルを次のように変更します。
    一番下のレベル(Time Detail)では、時系列キーを指定するのを忘れないようにします。
元のレベル名 新しいレベル名 主キー 表示キー 関連付けられた列 時系列キー
レベル-3 YYYY CALENDAR_YEAR CALENDAR_YEAR CALENDAR_YEAR <設定しない>
レベル-4 YYYY/MM CALENDAR_MONTH_DESC CALENDAR_MONTH_DESC CALENDAR_MONTH_DESC <設定しない>
詳細 Time Detail TIME_ID TIME_ID TIME_ID TIME_ID

image.png
保存します。
image.png

2.5 ファクトの定義

SHビジネスモデルのタブに戻り、「SALES」ファクトをダブルクリックします。
image.png
「QUANTITY_SOLD」列を右クリックし、表示されたメニューから「詳細を開く」を選択します。
image.png
集計ルールを「合計」とします。
image.png
同様の手順で、「AMOUNT_SOLD」の集計ルールを「合計」に、「CUST_ID」の集計ルールを「件数」とします。
image.png
保存します。
image.png

次の作業

次は、プレゼンテーション層でサブジェクト領域を作成します。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?