はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)では、拡張分析機能として「列の説明」やデータセットの「自動インサイト」といった機能が搭載されていますが、2025年1月以降は新たに「コンテキスト・インサイト」が加わりました。
- 特定の列について、様々な見方を提示する「列の説明」
- データセット全体にわたって、様々な可視化を提案する「自動インサイト」
これらに対して、ビジュアライゼーションで選択した一部について、インサイトを提供するのが「コンテキスト・インサイト」です。
サンプルワークブック
動作を確認するために、サンプルのワークブックを用意しました。
データセットは、「Sample Order Lines.xlsx」を使用しています。
下段の3つドーナツ・チャートのうち、真ん中のビジュアライゼーションにコンテキスト・インサイトを設定します。
コンテキスト・インサイトを使えるようにする
ワークブックを編集モードにします。
目的のビジュアライゼーションを選択して、プロパティを表示します。
「分析」タブの「ビジュアライゼーションの説明」を「オン」にします。
試してみる
編集モード、ビューモードのどちらでも機能します。
今回はワークブックをビューモードにしてみました。
ビジュアライゼーションを右クリック
「ビジュアライゼーションの説明」をオンにしたビジュアライゼーションの任意の場所を右クリックします。
例えば、ドーナツの「Consumer」の部分を右クリックします。
メニューが表示されるので、「選択内容の説明」をクリックします。
気に入った「インサイト」は、ウォッチリストに追加することができます。



