はじめに
日付を基にデータをフィルタする方法を考えます。
検索した日を基準に、「過去7日のデータ」を検索してみます。
この記事は、2023年8月23日に執筆しました。
サンプルデータの入手と加工
Oracle Analytics Cloud(OAC)のチュートリアルからダウンロードできるExcelファイルを使います。
このページからダウンロードできる「sample_revenue.xlsx」を使います。
日付を加工
日付データが少し古めだったので、ExcelのEDATE関数を使用して加工しました。
Q列の「BILL_DAY_DT」とR列の「ORDER_DAY_DT」を13年進めました(12ヶ月 X 13年)。
使用した式は、こんな感じです。
=EDATE(Q2,12*13)
上書き保存しておきます。
OACで可視化
データセットとして登録
OACにドラッグ&ドロップして、アップロードします。
「ビジュアル化」をクリックして、ワークブックを作成します。
フィルタの設定
方法1: フィルタで関数を使用する
「フィルターバー・メニュー」アイコンをクリックします。
「式フィルタの作成」をクリックします。
「ORDER_DAY_DT」をドラッグ&ドロップします。
次を参考に式を完成させ、「適用」をクリックします。
ORDER_DAY_DT BETWEEN TIMESTAMPADD(SQL_TSI_DAY,-7,CURRENT_DATE) AND CURRENT_DATE
ORDER_DAY_DTとREVENUEで折れ線グラフを作成しました。
本日(執筆時点では2023年8月23日)から過去7日分のデータが表示されました。
方法2: 相対時間でフィルタする
もう一つの方法です。
こちらの方が、より簡単です。
フィルター・バーの「+」をクリックします。
「ORDER_DAY_DT」をクリックします。
「相対時間」をクリックします。
タイプを「過去」、増分を「7」、時間レベルを「日」とします。
ORDER_DAY_DTとUNITSで折れ線グラフを作成しました。
検索時点(2023年8月23日)での過去7日分のデータが表示されました。
おわりに
2つの方法を紹介しました。
方法1で使用した TIMESTAMPADD関数では、第2引数でマイナスの数値を指定したので、過去の日付を計算することができました。正の数値を使えば将来の日付が計算できます。
方法2の相対時間では、タイプを「過去」として使用しましたが、「次」タイプで将来の日付を相対的に指定できます。