はじめに
Oracle Analytics Cloud(OAC)には、インタラクティブ・ダッシュボードというエンタープライズ向けの機能があります。
組織内の多くのユーザに対して、情報を共有するためのものです。
ダッシュボードには、あらかじめ作成しておいたレポート(OACの用語で「分析」と言います)を配置します。
レポート(分析)は、データベースを検索した結果をわかりやすく表現したものですが、検索結果に応じて画像を表示することができます。
例えば、指定した数値を上回る場合や下回る場合に、ちょっとした画像を一緒に表示することで目立たせるようにできます。
レポート(分析)を作成
クラシックホーム(~/ui/analytics)に移動します。
「作成」メニューから「分析」をクリックします。
任意のサブジェクト領域を選択します。
サブジェクト領域は、OAC管理者により事前に定義されている必要があります。
検索したい項目を「選択された列」にドラッグ&ドロップするか、ダブルクリックします。
「結果」をクリックして検索結果を確認します。
列のプロパティを編集
もう一度、「基準」に戻って、メジャー列(この例では「売上金額」)の「列のプロパティ」を表示します。
「条件付き書式」タブに移動し「条件の追加」をクリックします。
「売上金額」を選択します。
「演算子」を「次以下である」に変更し、値を「5000000000」と入力します。
「イメージの選択」をクリックします。
「▼」を選択します。
こうなります。「位置」は「右」にします。
同様の操作を繰り返して、このようになるようにします。
列のプロパティを閉じて、「結果」で検索結果を確認します。
カスタム画像を使用してみる
再び「基準」に戻ります。先ほど設定したメジャー列のプロパティを表示し、「条件付き書式」タブに移動します。
表示する画像を変更します。
「イメージの選択」をクリックします。
「イメージのアップロード」をクリックします。
準備しておいた画像ファイルを選択してアップロードします。
アップロードした画像ファイルを選択します。
表示する画像をアップロードしたものに置き換えました。
レポートの実行結果
アップロードしたカスタム画像を削除するには
「カタログ」に移動します。
「非表示項目の表示」チェックボックスをオンにして、共有フォルダのすぐ下にある「custom」-「images」フォルダを開くとアップロードした画像が確認できます。
不要な画像は削除してください。