HPE Morpheus VM Essentials Softwareの構築についてまとめます。
構築はVMware vSphere上で行います。
#6ではMorpheusデプロイ、GFS2クラスターストレージ設定をします。
#6-1 Morpheusデプロイ
ダウンロードしたHVMのisoイメージの中にあるgzファイルをローカルにコピーします。
$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda 8:0 0 100G 0 disk
tqsda1 8:1 0 1G 0 part /boot/efi
tqsda2 8:2 0 1G 0 part /boot
tqsda3 8:3 0 16G 0 part [SWAP]
mqsda4 8:4 0 81.9G 0 part /
sdb 8:16 0 2T 0 disk
mqmpatha 252:0 0 2T 0 mpath
sdc 8:32 0 2T 0 disk
mqmpatha 252:0 0 2T 0 mpath
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
$ mount -o loop /dev/sr0 /mnt/dvd
$ ls /mnt/dvd/
hpe-vm_1.0.11-1_amd64.deb README
hpe-vm-essentials-8.0.10-1.qcow2.gz SHA256.txt
cp /mnt/dvd//hpe-vm-essentials-8.0.10-1.qcow2.gz /コピーしたいディレクトリのパス/hpe-vm-essentials-8.0.10-1.qcow2.gz
/home/root/work/hpe-vm-essentials-8.0.10-1.qcow2.gz
にコピーしました。
hpe-vmコマンドでVM EssentialsのGUIを開き、Morpheus VMをデプロイします。

こちらを入力していきます。
Appliance URLはIPアドレスを入力すると自動補完されます。
Management Interfaceにホストのbond0.2があるbond0を入れています。
Use Compute VLA?を有効にして仮想マシン用のbond1を選択するとMorpheus VMがbond1の仮想スイッチに仮想NICを作ります。
有効にしないでManagement Interfaceのみ選択するとManagement Interfaceの仮想スイッチのほうに仮想NICを作ります。
Image URIのところにMorpheus VMのqcow2.gzファイルのパスを入力します。
[Browse Files]では、ホスト内のディレクトリを参照してqcow2ファイルを選択できるようになっています。
[Install]に進むとデプロイが始まります。
デプロイが完了すると、[https://設定したIPアドレス]にアクセスできるようになります。
#6-2 VM Essentialsマネージャにアクセス
進みます。
いろいろと考えて入力して進みます。
ライセンスキーなしだと60日使えます。
VM Essentials マネージャが開きます。
公式ドキュメントに初期設定について少し書いてあるのでやってみます。
アクセス直後に表示されるこの画面の[アプライアンスURL]は仮想ホストとVM Essentiasl エージェントをインストールしたVMがポート443でアクセスするそうです。
下に進むと[エージェントのインストールをスキップ]の選択肢があります。
デフォルトでエージェントをインストールしたいときはこれをオフにします。

[バックアップ]タブではVMのバックアップ設定ができます。
ほかにもたくさん設定があるので見てみてください。
#6-3 Group、Cloud、Clusterの作成
[インフラストラクチャ]-[グループ]に進みます。
[作成]をクリックします。
名前を入力して保存します。
group1が作成されました。[クラウド]タブに進みます。
[追加]をクリックします。
[MORPHEUS]を選択します。
[vmware]を選択するとvCenterの情報を入力する画面に進み、vCenterの登録ができます。
クラウド名を入力します。
VM Essentialsのクラスターを登録するのを踏まえた名前にします。
名前以外にもいろんな設定があるので適宜変更します。
さきほど作成したグループを選択します。
内容を確認して完了します。
クラウドを作成できました。
vCenterも登録してみました。
[クラスター]タブに進みます。
[クラスターの追加]をクリックします。
HVMを選択して進みます。
さきほど作成したグループを選択します。
さきほど作成したクラウドを選択します。
クラスター名を入力して進みます。
ここでクラスターに追加するVM Essentialsホストの情報やクラスターの設定を入力していきます。
3TierとHCIの選択があります。今回はiSCSIで共有ストレージを作りたいので3Tierを選択します。
VM Essentialsホストの情報を入力していきます。
名前のところはVM Essentialsマネージャーの表示名になるだけなので、ホスト名でなくてOKです。
ID、パスワード、SSH鍵はVM Essentialsホストすべてで共通でないといけないようです。
MANAGEMENT NET INTERFACEとCOMPUTE NET INTERFACEで選択されたインターフェイスにはopenvswitchが作成されます。
必要な情報を入力したら進みます。
内容を確認して完了します。
完了すると仮想ホストのリソース情報等が表示されます。
[概要]の右のほうにある[ストレージ]をクリックします。
[追加]をクリックします。
[TYPE]でGFS2を選ぶと、[BLOCK DEVICE]にマルチパスで接続したiSCSIのディスクが表示されます。
[Allow Reformatting]と[イメージのターゲット]を有効にして保存します。
できました。




































