Linuxとは

linuxとはOSの一種で、コンピューターを動かす基本ソフトウェアのことです。OSとは、ハードウェアとソフトウェアを仲介する役割を担っており、コンピューターに当たり前に備わっている機能や動作を実現することができます。
linuxは枯れた技術のため、一度習得すれば何年でも使える技術になります。

メリット

オープンソースなため、無料で自由に使える
自動化のための仕組みがある
世界中で使われている

デメリット

商用アプリケーションがあまりない
日本語対応していない

linuxディストリビューション

linux OSには中核となるカーネルが存在し、コンピュータの制御を行うソフトウェアになります。linuxとカーネルはほぼ同義の意味として解釈されています。しかし、カーネル単体ではあまり機能的でないため、カーネルに様々なソフトウェアを組み込むことによって、より機能的にしたものが、linuxディストリビューションと呼ばれます。

シェルコマンド

シェルはlinuxのCLIを実現するのに使われ、ユーザーとlinuxカーネルの仲介役を行うインターフェースを提供しています。
シェルコマンドを入力する際は、ターミナルを開いて作業を行います。シェルは、コマンドを解釈するソフトウェアであり、ターミナルは、結果を入出力するために画面上に表示するソフトウェアとなります。

シェル画面は以下のようになっています。

[hogehoge@localhost ~ ] $

hohoge => ユーザー名
localhost => ホスト名
$ => プロンプト

ユーザー名は、そのコンピューターにログインしているユーザーを指しています。また、ホスト名は、実際に操作しているコンピューターを識別するために、人がわかりやすいように命名した名前が出力されています.最後にプロンプトは、コマンドの入力待ちを示しています。

コマンドが出力される流れ

プロンプトにコマンドの入力
シェルが入力された名前のコマンドを探す
linuxカーネルが見つかったコマンドを実行
シェルが実行結果を画面上に出力する

よく使う基本コマンド一覧

カーソル移動

コマンド	内容
Ctrl + f	一文字分前へ移動
Ctrl + b	一文字分後ろへ移動
Ctrl + a	行の先頭に移動
Ctrl + e	行の最後に移動
esc + f	一単語分前へ移動
esc + b	一単語分後ろへ移動

文字列編集

コマンド	内容
Ctrl + h	カーソルの左を一文字削除
Ctrl + d	カーソル部分を一文字削除
Ctrl + w	カーソル位置の単語を削除(カーソルの後ろ側)
Ctrl + u	カーソルから行頭まで削除
Ctrl + k	カーソルから行末まで削除
Ctrl + y	最後に削除した内容を挿入

補完機能、履歴の確認

コマンド	内容
Tab	コマンドやパスの補完
Ctrl + p, ↑キー	一つ前の履歴
Ctrl + n, ↓キー	一つ後の履歴
Ctrl + r	履歴の検索(Ctrl + gで終了)

その他

コマンド	内容
Ctrl + c	コマンドの終了
Ctrl + l	画面の消去
Ctrl + s	入力のロック(Ctrl + qで解除)

参考