特定の条件で不思議な現象が起きるニュースや記事は色々とありますよね。
今回は、晴れの日の朝だけインターネットが繋がらないという不思議なトラブルを経験し、それを解決したお話です。
詳しい状況
トラブルの状況はある日を境にして、晴れて太陽が出ている日は必ず、AM8時頃から約2時間、10時頃までインターネットが繋がらなくなりました。
- 回線は携帯回線です。Povo2.0のデータ使い放題(7日間)プランです
- 機器は5G回線にも対応し高速接続が可能なNECの最新ポケットWifiのAterm MR51FNです
- 設置環境は、5G回線は直進性が強く室内では不安定になりやすいため事を考え室内の窓際としました。4G回線も5G回線も安定して接続できる設置場所を選びました。
- LAN側のWifiは、2つの方法を試しました。1つは何の工夫もない、MR51FNのWifi機能の利用です。もう1つはMR51FNをUSBモデムとしてだけ利用する方法です。WifiルータとしてGL.iNet GL-MT3000(Beryl AX)を利用し、MR51FNはUSBで接続します。
後者はMR51FNの負荷が軽減する上に問題の切り分けも可能と考えました。
結果的には、LAN側の接続方法を変更してもインターネットが繋がらないのは変わりませんでした。
原因を自分で考えたい方のために少し空白行をいれておきます
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繋がらなくなった原因
繋がらくなった前日に何をしたか記憶を辿っても大きな変更をしていません。
やっと思い出せたのは、携帯電波の受信をより安定させようとしてポケットWifiを横置きから縦置きにしたくらいです。実際にこれで電波強度はわずかに改善しています。
でもこの行動が原因でした。
以前のように横置きに戻すと、晴れの日の朝でもインターネットにつながるのです!
対応とその後
色々と調べていくと、MR51FNは、バッテリーがすぐになくなる(電力消費が多い)、発熱しやすい、動作が不安定になりやすいなどのレビューが見つかりました。
原因は太陽によってMR51FNが発熱し動作に問題が生じた事でした。
安定した携帯電波の受信をするために設置場所として選んだ窓際は、晴れの日の朝8時から10時頃は直射日光があたる場所でした。
この時間帯の日光はまだ角度が浅いです。そのため、MR51FNは縦置きの方が日光をたくさん浴びてより熱せられますが、横置きでは日光が当たっても角度が浅く発熱が穏やかでした。
直射日光をまともに浴びるとポケットWifiが不安定になるというトラブルでした。
対策は、日陰に設置場所へ移動しただけです。
これで完全にトラブルは消失し、晴れの日の朝も快適にインターネットが繋がるようになりました。
おしまい。
(追記)
Povo2.0 データ使い放題(7日間)12回分は約3千円/月で使い放題で利用できますので、固定回線が引けない場所での方法の1つとしておすすめです。
また、GL.iNet GL-MT3000(Beryl AX)は、OpenWrtをベースにした製品で、VPNサーバやDNSサーバなど様々なアプリを追加して利用できる小型ルータでおすすめです。設定画面は日本語で利用できます。