こんにちは、去年に引き続き、今年もこちらのAdvent Calendarにエントリさせていただきます、カワノです!よろしくお願いします。
そんなわけで、この記事はInstana Observability Advent Calendar 2024 4日目のエントリになります。
はじめに
皆さん、インフラストラクチャ・マップ見てますか?数が少ないうちはいいのですが、だんだんと数が増えてくると…「あれ?あのシステムのサーバどこだ?」となってきていませんか?すぐ探せないのは困りますよね。
本記事では、そんなお困り事を少しでも解消するためのTips的な方法をお伝えします。
カスタム・ゾーンの設定
例えばAWS上のEC2にInstanaを導入した場合、インフラストラクチャマップ上で、そのEC2のAvailability Zone情報を使ってホストをグループ化します。下記の場合はAWS東京リージョン(ap-northeast-1c)が使われていますね。
このグループをカスタマイズするには、configuration.yaml (デフォルトは /opt/instana/agent/etc/instana) の com.instana.plugin.generic.hardware
セクション の availability-zone
を編集することで変更できます。
変更はただちに反映されます。この例では「HogeSystem: Tokyo Region」に変わっていますね。
このようにしてグループを明示することが可能です。
Tag と検索機能を組み合わせる
カスタム・ゾーンは、複数設定することはできません。でも、「本番環境/検証環境/開発環境」や「東京リージョン/大阪データセンター」、「サブシステムA/サブシステムB」なんていろんなカテゴライズ、したいですよね?
そんな時は tags を使ってください。
カスタムゾーンと同じく、configuration.yamlの com.instana.plugin.host
セクションにある tags
を編集することで、その tag を検索キーとして絞り込み表示を行うことができるんです。
例えば、上記のようにtagを設定します。(tagは複数設定できます!)
もしくは 右下の「タグ」アイコンから検索したいタグ文字列を入力します。
そうすると、その tag が設定されたホストのみが抽出して表示されるんです!!
すごくシンプルですが、使いやすいと思いませんか?
この検索窓は複数の検索項目を入力できるんです。
例えば複数のホストで tag に
- env=prod
- env=dev
- site=tokyo-region
- site=osaka-datacenter
- subsystem=a
- subsystem=b
などと設定しておくと、本番環境(prod)のサブシステムaだけを表示したい時は - entity.tag: env=prod
- entity.tag: subsystem=a
などと検索することで、見たいものだけを抽出してみることができるんです!
あっさりでしたが、こんな感じで簡単にホストの抽出が可能です。
皆さんもぜひ設定してみてください!