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Instana ObservabilityAdvent Calendar 2024

Day 4

Instanaのホスト検索を容易にするTips

Last updated at Posted at 2024-12-03

こんにちは、去年に引き続き、今年もこちらのAdvent Calendarにエントリさせていただきます、カワノです!よろしくお願いします。

そんなわけで、この記事はInstana Observability Advent Calendar 2024 4日目のエントリになります。

はじめに

皆さん、インフラストラクチャ・マップ見てますか?数が少ないうちはいいのですが、だんだんと数が増えてくると…「あれ?あのシステムのサーバどこだ?」となってきていませんか?すぐ探せないのは困りますよね。
本記事では、そんなお困り事を少しでも解消するためのTips的な方法をお伝えします。

カスタム・ゾーンの設定

例えばAWS上のEC2にInstanaを導入した場合、インフラストラクチャマップ上で、そのEC2のAvailability Zone情報を使ってホストをグループ化します。下記の場合はAWS東京リージョン(ap-northeast-1c)が使われていますね。
スクリーンショット 2024-12-01 17.45.42.png

このグループをカスタマイズするには、configuration.yaml (デフォルトは /opt/instana/agent/etc/instana) の com.instana.plugin.generic.hardware セクション の availability-zone を編集することで変更できます。

スクリーンショット 2024-12-01 17.47.22.png

変更はただちに反映されます。この例では「HogeSystem: Tokyo Region」に変わっていますね。
スクリーンショット 2024-12-01 17.48.32.png

このようにしてグループを明示することが可能です。

詳細はこちらを参照ください。
https://www.ibm.com/docs/ja/instana-observability/current?topic=cha-configuring-host-agents-by-using-agent-configuration-file#setting-custom-zones

Tag と検索機能を組み合わせる

カスタム・ゾーンは、複数設定することはできません。でも、「本番環境/検証環境/開発環境」や「東京リージョン/大阪データセンター」、「サブシステムA/サブシステムB」なんていろんなカテゴライズ、したいですよね?
そんな時は tags を使ってください。
カスタムゾーンと同じく、configuration.yamlの com.instana.plugin.host セクションにある tagsを編集することで、その tag を検索キーとして絞り込み表示を行うことができるんです。

スクリーンショット 2024-12-01 21.16.16.png

例えば、上記のようにtagを設定します。(tagは複数設定できます!)

その上で、検索窓に以下を入力するか、
スクリーンショット 2024-12-01 21.18.07.png

もしくは 右下の「タグ」アイコンから検索したいタグ文字列を入力します。
スクリーンショット 2024-12-01 21.18.17.png

そうすると、その tag が設定されたホストのみが抽出して表示されるんです!!
スクリーンショット 2024-12-01 21.18.29.png

すごくシンプルですが、使いやすいと思いませんか?
この検索窓は複数の検索項目を入力できるんです。
例えば複数のホストで tag に

  • env=prod
  • env=dev
  • site=tokyo-region
  • site=osaka-datacenter
  • subsystem=a
  • subsystem=b
    などと設定しておくと、本番環境(prod)のサブシステムaだけを表示したい時は
  • entity.tag: env=prod
  • entity.tag: subsystem=a
    などと検索することで、見たいものだけを抽出してみることができるんです!

あっさりでしたが、こんな感じで簡単にホストの抽出が可能です。
皆さんもぜひ設定してみてください!

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