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素人がDX武装する意義

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前回記事(https://qiita.com/tttbbb123/items/c61d934373c4ce47adb4
では生成AIを用いたWEBスクレイピングの自動化を試みましたが、結論としては 「コピペする過程で考えることに意義がある」 というもので、作業時間の低減と引換に大切なプロセスを失ってしまう…という学びを得ました。
そんな中RPAについて学ぶ機会があったので、今回は職場の同僚たちに何か自動化できそうなお困りごとを尋ねてみました。

1.フォーマットを整える

社内システムから出力される数字を、部署メンバー内で確認しやすいように必要要素を抜粋した独自フォーマットに落とし込み配信する、というもの。担当者Aさん曰く「コピペするだけだし何とかならないか?」とのこと。
①毎週のルーティン業務であること
②フォーマットに落とし込まれた数字を見て考えるため、コピペ作業そのものには意義が無い。
うん。これなら上手くいきそう!
ということで早速excelでマクロを組んでみる。
スクリーンショット 2025-07-29 093057.jpg
画像は一部だけですが、1枚目のシートから2枚目のシートへひたすらコピペするだけですね。かんたんかんたん。
パパっとちゃんと動いてAさんからは「すごーい」のお言葉を頂けました。
が、お隣のBさん「コピペするだけなら、数式入れたフォーマットを使った方が早くね?」

……(ぐぅ)
………ド正論ですね。

ということで数式を組んだフォーマットを作成し、無事解決しました。めでたしめでたし。

2.画像を整理する

そんなBさんに自動化で便利になりそうなアイデアを尋ねたところ 「いろいろな店の写真を撮って格納しているけど、どの店の画像かわからない。これを整理して欲しい」 とのこと。
わかる。とりあえず視察に行って撮りまくる⇒後で使おうとしたときに見つからない…の多いこと。
流石にお店そのものの識別は生成AIを使っても難しそうだから、exifの位置情報と日時を抜いてそれに基づいて「x月x日@●●市」みたいなフォルダを作成し格納していけばいいのでは?
ということでPADを立ち上げ構築してみる…
が、壁にぶち当たる。exif情報抜くのはどうしたらいいのだろう?
諸々調べてはみたものの私の今のスキルでは難しそう。
ということをBさんに相談すると、 「まあ写真管理アプリで引っ張ればいいし、そんなに困っていない」 ですって!
まあそうですよね。世の中には素晴らしいアプリがごまんとあり、たいていの思い付きは優れた先人が実装してくれている。なんならそれが巨大なビジネスの源泉だったりする。そこに素人がノーコードで武装しても敵わない。餅は餅屋。これこそ世の常。
Screenshot_20250729-095206_Photos (1).jpg
↑こういう「撮影地ヒートマップ」ってたのしいよね♪

3.素人だからこそ

ということで自動化への挑戦は、結果的には成功とも失敗とも言えないものとなりましたが、
①世間一般の人々が共通して抱えていそうな課題はその道のプロに任せる。
②必要に応じて課金する。素人がやるよりはるかにコスパが良い。
③自分たちだけ、固有の問題は自力で何とかすべき
④他人に説明が難しいことも自分で何とかすべき

といった見極めが重要なのでは?と気づかされました。
「デジタル屋さん」とは違って、あくまで自分自身は自社の現在の業務をこなすことがコアであり、デジタルはそのためのツールでありきっかけに過ぎないということ。役に立ってトランスフォームに至ることもあるけど、逆効果の場合だってありえる。 今回の場合は「RPAで何かできないかな?」が導入だったので、あまりうまくいかなかったということ。そうでなく「これ何とかならんかな?」を考えてみることが大切なのだろう。

何かどんどん保守的になってきているような…
つづく。。。

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