DataCore vFilOを使ってもっとも初歩的なハイブリッドクラウド、すなわちオンプレNASとクラウドのオブジェクトストレージで階層化されたネームスペース(←言い換えるとNAS、Share、共有フォルダ)を作ってみます。
この場合、Objectiveでポリシーをどう書くかが動的配置の決め手になります。
さっそく寄せられた質問を元にサンプルを書いてみます。
もっともよく使われるであろう、○○時間(秒、分、時間、日、週、月、年)アクセスがなかったらクラウドへ移動
使用できる時間表現
SECONDS
MINUTES
HOURS
DAYS
WEEKS
MONTHS
YEARS
一週間アクセスがなかったら、の例
パターン1 ファイルが開かれた時点でオンプレに移動される場合
IF LAST_USE_AGE<1*WEEK
THEN {SLO('place-on-<ボリューム名orノード名>')}
ELSE {SLO('place-on-object-volumes')}
パターン2 キャッシュされて開かれ、ファイルが保存(更新)されるタイミングでオンプレに保存される場合
IF ACCESS_AGE<1*WEEK
THEN {SLO('place-on-<ボリューム名orノード名>')}
ELSE {SLO('place-on-object-volumes')}
作成されて一週間経過したら、の例
この場合はアクセス頻度に関わらず作成されてからの時間で移動されます。対象になるシェアに紐づくプロジェクト等の期間が固定の場合に有効です。
IF CREATE_AGE<1*WEEK
THEN {SLO('place-on-<ボリューム名orノード名>')}
ELSE {SLO('place-on-object-volumes')}
もう一つ時間のパラメータ CHANGE_AGE による移動
すみません、使い方を確認中… たぶんctimeの更新?
8/20追記:ctimeでした。
IF CHANGE_AGE<1*WEEK
次回は時間以外の条件を試してみます。お楽しみに。