はじめに
株式会社Udzukiの@tsukakeiです。
東京大学大学院でソフトウェアテストの研究を行なっていました。
JUnit 5のユーザガイドを邦訳していきたいと思います。
JUnit 5 ユーザガイド 第1章 概要
JUnit 5 ユーザガイド 第2章 インストール
JUnit 5 ユーザガイド 第3章 テストを書く
JUnit 5 ユーザガイド 第4章 テストを実行する
JUnit 5 ユーザガイド 第5章 モデルの拡張
JUnit 5 ユーザガイド 第6章 JUnit4との違い
JUnit 5 ユーザガイド 第7章 先進的な話題
JUnit 5 ユーザガイド 第8章 APIの進化
全ての章を翻訳し、こちらにアップロードしました。
インストール
最終リリースとマイルストーンのついた生成物はMaven Centralにデプロイされます。
スナップショット版はSonatypeのスナップショットレポジトリの/org/junit以下にデプロイされます。
依存関係のメタデータ
JUnit Platform
- Group ID:
org.junit.platrform
- Version:
1.2.0-M1
(2018年4月17日現在) - Articfact IDs:
-
junit-platform-commons
: JUnitのインターナルな共通ライブラリ・ユーティリティ。これらのユーティリティはJUnitフレームワーク自身での使用のみが意図されています。いかなる外部パーティからの使用はサポートされていません。使用は自身の責任で行ってください。 -
junit-platform-console
: コンソールからJUnitプラットフォーム上でテストを発見し実行することをサポートします。詳細についてはConsole Launcherをご覧ください。 -
junit-platform-console-standalone
: 全ての依存関係が包含された実行可能なJARファイルがMaven Centralのjunit-platform-standalone以下のディレクトリで提供されています。詳細についてはConsole Launcherをご覧ください。 -
junit-platform-engine
: テストエンジンのpublic APIです。詳細についてはPlugging in Your Own Test Engineをご覧ください。 -
junit-platform-gradle-plugin
: GradleからのJUnitプラットフォーム上のテスト実行をサポートします。 -
junit-platform-launcher
: テストプランの設定をしたり実行するためのpublic APIです。典型的にはIDEやビルドツールによって使われます。詳細についてはJUnit Platform Launcher APIをご覧ください。 -
junit-platform-runner
: JUnit 4の環境で、JUnitプラットフォームを持ちいてテスト実行するためのRunnerです。詳細についてはUsing JUnit 4 to run the JUnit Platformをご覧ください。 -
junit-platform-suite-api
: JUnitプラットフォーム上でテストスイートの設定をするためのアノテーションです。JUnitPlatform runnerにサポートされています。また、サードパーティによるTestEngine
実装にもサポートされている可能性があります。 -
junit-platform-surefire-provider
: Maven SurefireからのJUnitプラットフォーム上のテスト実行をサポートします。
-
JUnit Jupiter
- Group ID:
org.junit.jupiter
- Version:
5.2.0-M1
(2018年4月17日現在) - Articfact IDs:
-
junit-jupiter-api
: テストを書いたり、拡張するためのJUnit Jupiter APIです。 -
junit-jupiter-engine
: JUnit Jupiter テストエンジンの実装です。実行時のみ必要です。 -
junit-jupiter-params
: JUnit Jupiterでのパラメータ化テストをサポートします。 -
junit-jupiter-migrationsupport
: JUnit 4からJUnit Jupiterへのマイグレーションをサポートします。いくつかのJUnit 4 rulesを実行する時のみ必要です。
-
JUnit Vintage
- Group ID:
org.junit.vintage
- Version:
5.2.0-M1
(2018年4月17日現在) - Articfact ID:
-
junit-vintage-engine
: JUnit Vintageテストエンジンの実装です。JUnit 3やJUnit 4で書かれたテストをJUnitプラットフォーム上で実行することができます。
-
Bill of Materials (BOM)
下のMaven設定で提供されている Bill of Materials POMは、MavenやGradleを用いて上記の生成物を複数参照する際に、依存関係の管理を容易にすることができます。
- Group ID:
org.junit
- Articfact ID:
junit-bom
- Version:
5.2.0-M1
(2018年4月17日現在)
依存関係
上記の生成物は全て、次の @API Guardian JARで公開されているMaven POMsに依存関係があります。
- Group ID:
org.apiguardian
- Articfact ID:
apiguardian-api
- Version:
1.0.0
(2018年4月17日現在)
さらに、上記の生成物のほとんどは、次の OpenTest4J JARと直接的、または推移的な依存関係があります。
- Group ID:
org.opentest4j
- Articfact ID:
opentest4j
- Version:
1.0.0
(2018年4月17日現在)
依存関係の図
JUnit Jupiter サンプルプロジェクト
junit5-samplesレポジトリは、JUnit JupiterとJUnit Vintageをベースとしたサンプルプロジェクトをいくつもホストしています。プロジェクトにはbuild.gradle
とpom.xml
がそれぞれ置かれています。
- Gradleユーザは、junit5-gradle-consumerを確認してください。
- Mavenユーザは、junit5-maven-consumerを確認してください。