Vue CLI3 で作成した SPA(Single Page Application)プロジェクト上で、段階的に Vue.js を学んで行きましょう。
今回は 単一ファイルコンポーネント編です。
前提事項
Vue Router 編 が完了していること。
単一ファイルコンポーネント
Vue CLI3 で生成したプロジェクトでは単一ファイルコンポーネントに対して Vue のコーディングを行っていきます。単一ファイルコンポーネントとは *.vue 拡張子を持つファイルのことです。
src/views/SandBox.vue
を以下のように修正してみましょう。
src/views/SandBox.vue
<template>
<div class="sandbox">
<!-- ここにこのコンポーネントの HTML を書きます -->
<h1>SandBox</h1>
<p>{{ msg }}</p>
<p>{{ now() }}</p>
</div>
</template>
<script>
// ここに JavaScript を書きます
// このコンポーネントで使用する Vue オブジェクト
export default {
// データ
data() {
return {
msg: "Hello, World!"
};
},
// メソッド
methods: {
now() {
return new Date();
}
}
};
</script>
<style>
/* ここに、このコンポーネントに適用する CSS を書きます */
.sandbox {
color: red;
}
</style>
単一ファイルコンポーネントは以下の3つの要素で構成されています。
HTML, JS, CSS が1つのファイル内に書かれているので、生産性、保守性に優れています。
構成要素 | 内容 |
---|---|
template タグ | HTMLを記述します。 自分が作成したコンポーネントもHTMLタグとして使えます。 |
script タグ | JavaScriptを記述します。 主に Vue オブジェクトを定義します。 Vue オブジェクトでは data や methods 等を定義します。 |
style タグ | CSSを記述します。 |
動作確認
画面トップのメニューのSandbox
をクリックします。以下の条件を満たしていればOKです。
- ページ内の文字が赤色
-
Hello, World!
が表示されている - 現在の時刻が表示されている