はじめに
プログラミングの教材やサンプルコードを読んでいると、よく「hoge」とか「fuga」という単語を見かけませんか?
初めて触れると「これって特別な意味があるの?」と疑問に思う人も多いはず。実際にはただのダミーの名前(プレースホルダー)ですが、少し背景を知っておくと理解がスッキリします。
Hoge と Fuga って?
結論から言うと、「hoge」や「fuga」は特に意味を持たない仮の名前です。
英語圏でいうところの「foo」「bar」に相当し、日本のプログラミング文化では「hoge」「fuga」がよく使われます。
hoge
最もよく登場するダミー名。とりあえずの関数名や変数名として登場します。
fuga
「hoge」の次に出てくる相方的存在。2つ以上の例を並べるときによく使われます
piyo
さらにもうひとつ必要なときに出てくるサブキャラ的存在
つまり、英語の「foo」「bar」「baz」が日本では「hoge」「fuga」「piyo」になっているだけなんですね。
由来
「hoge」の語源には諸説ありますが、日本のネット文化・プログラミング文化の中で自然と広まったとされています。
特に 1990年代〜2000年代の日本の掲示板や同人技術書でよく使われ、そこからプログラマーの間で定着しました。
ちなみに、国際的には「foo」「bar」が圧倒的にメジャーです。もし英語の技術記事を読むときにはこちらの表現を目にするはずです。
「ほげ」を使用した最古の記録の一つは、1984年頃に 曽田大明神@名古屋大学(現SRA)が使用した "hoge" です。 現在でも曽田大明神に奉納されている 3.5 吋のフロッピィディスク中には 当時のままに残っている可能性があります。
まとめ
- 「hoge」「fuga」はただのダミー名
- 英語の「foo」「bar」の日本版
- 実際の開発では使わず、意味のある名前をつけよう