はじめに
みなさんはプログラミング言語で「プロパティ」という言葉をよく耳にすると思います。
しかし、プロパティの意味や使い方は言語ごとに異なることがあります。この記事では、プロパティの基本的な概念と、いくつかの主要なプログラミング言語におけるプロパティの使い方について詳しく説明します。
プロパティとは
プロパティは、オブジェクトの状態や属性を表すためのメンバーです。
対象が、どの様な情報を持っているかを表すために使用されます。
ただ、プロパティという言葉は、プログラミング言語によって微妙に異なる意味を持つことがあるので、説明していきます。
JavaScript
JavaScript では、オブジェクトのプロパティはキーと値のペアとして定義されます。プロパティはオブジェクトリテラルやクラスを使用して定義できます。
const person = {
name: "qiitaro", // この key value のセットがプロパティ
age: 30,
};
CSS
MDN には以下の様に説明されています。
CSS プロパティは、関連付けられた値によりブラウザーがどのように要素を表示するかを定義する特性(色など)です。
ref:https://developer.mozilla.org/ja/docs/Glossary/Property/CSS
ここだけ見てもわかりませんが、説明されるコードを見ると キー がプロパティになることがわかると思います
MDN より引用
/* "div" はドキュメント中の全ての div 要素が */
/* このルールによってスタイルを整えることを示すセレクターです。*/
div {
/* 値 "black" を持つプロパティ "color" は、*/
/* テキストの色が黒くなることを示します。*/
color: black;
/* 値 "white" を持つプロパティ "background-color" は、*/
/* 要素の背景色が白くなることを示します。 */
background-color: white;
}
PHP
PHPマニュアルでは、クラスのメンバ変数のことを プロパティと呼んでいます。
以下のコードを見て把握してみてください。
<?php
class Person {
public $name; // パブリックプロパティ
protected $age; // プロテクテッドプロパティ
private $email; // プライベートプロパティ
}
終わりに
いかがでしたでしょうか。
プロパティはプログラミング言語によって少し指しているものが異なる場合があるので、注意が必要です。
特にCSSは属性を指してJavaScriptではキーバリューのペアを指している場合が多いので、混同しないように注意しましょう。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
参考文献