JINS Advent calendar 14日目も何度目かのITデジタル部の大間が担当します。
はじめに
AWS re:Invent 2023(イベント参加記事はこちら)に合わせて、Datadogでもさまざまな新機能が発表されました。
https://www.datadoghq.com/aws-reinvent/products/
ちなみにDatadogはre:InventのEmerald sponsorになっていて、私のイベント参加記事でも書いてあるようにDatadog滑り台が会場にあったりします。
今回はその中でも個人的に便利そうと感じたFleet Automationを触ってみました。
Fleet Automation
こちらまだPublic Betaの機能ではありますが、ざっくり言うとコンソールからホストを一元的にリモート管理できる機能となります。
Agent管理
以下実際にJINSで利用しているDatadogのコンソールとなりますが、この画面だけでも
- Agentのバージョン
- 連携しているIntegration
- アップデート推奨のAgentが入っているホストの数
- 追加で設定できるIntegration
などなど、さまざまな情報が見えてきます!
一元的にAgentやIntegrationの情報を見れるビューはなかった記憶なので、シンプルにこれは便利だなの感想です。
Integration管理
また、Intergraion Issueとして「UNCONFIGURE」とラベルがついているホストは未構成のIntegrationがあることを示しており、詳細画面でIntegrationsタブを選択すると
のように未構成のIntegrationを表示してくれます。
このスクリーンショットで言えば「ApacheとSSHのIntegrationが使えるのに構成されてないよ〜」といった感じです。
その横の「Enable」をクリックすると、
のように、そのIntegrationの導入方法を教えてくれるのも親切。
ホストが少ないうちはよいのですが、ホスト数が増えてくるとこのホストはこんな機能動いているからこれも取り込んで可視化しておきたいなを追いきれない時もあるので、こういう提案をしてくれるのはすごく助かるなという感覚です。
(実際、このホストでApacheの設定してないじゃんに気づきました...)
Configuration管理
各ホストを選択しconfiguration
タブを開くと、以下のように各ホストのdatadog.yamlの構成情報が見えるようになっています。
今までは構成ファイルの中身を見ようとすると各サーバにSSHして、/etc/datadog-agent配下見に行ってなどそれなりに手間と時間かかっていたので、ここで一元的に管理できるのは非常に楽で魅力的です。
Agentのバージョンによっては一度サーバ側に入ってconfig内で設定をしないといけないなどもありJINSのホストではまだ見れないものがほとんどですが、この辺は何かしら作業で入るタイミングに有効化してここで見れるようにしていきたいです。
まとめ
ホストを1つのビューで一元的に管理できるのはすごく魅力的な機能と感じました。
JINSもそれなりに監視対象とするホストが増えてきており効率よく管理していくことは課題の一つであるので、この辺の機能は積極的に便利に使っていきたいなと思います!
明日は最近JINSにジョインしてくれた@urib0による投稿です!