この投稿は、2023年JINSのアドベントカレンダー4日目の記事です。
自己紹介
ITデジタル部の大間(@tskoma)です。JINSでクラウドエンジニアをやっています。
最近は少しだけデータエンジニアも始めました。
JINSが何故re:Inventに?
JINSは2014年からAWSを使い始めており、多くのワークロードがAWS上で動いています。
直近では複数のAWSアカウントの構築〜運用保守をベンダーさんにお願いするのでなく、JINS自身で実施するような動きも進めています。
そのような状況のため最新のアップデートをキャッチアップすることはもちろんなのですが、現地で参加しイベントやAWSの熱量を知る、世界がどのサービスに熱狂しているかを知る、日本にいるメンバにも共有しエンジニア以外のメンバも含めもっとAWSに興味を持ってもらい活用を進めていくことが目的です。
re:Inventには私と@hotakenの2名でJINSとしては現地初参加してきました!
2日続けてアドベントカレンダーでre:Inventネタを投稿予定で、今回は概要編です。
現地の様子
会場
毎年のことですが会場はとんでもなく広いかつ、ホテル間の距離も遠いです。
The Venetianから一番南のMandalay Bayまで行こうとすると歩いたら1時間以上なので、シャトルバスかライドシェアでの移動がメインになってきます。
こちらはKeynotesが行われるThe Venetianの中の様子です(今年もDatadogさんの滑り台がありました)。
Wynnの風景です。
会場によってホテルのコンセプトも違っているので、そこだけでも十分に楽しめます!
Keynotes
こちらは初日のKeynotesであるPeter DeSantisによるMonday Night LIVEの様子です。
AWS Utility Computing領域のSenior Vice PresidentによるKeynotesということもありインフラに近い領域の新サービス発表が多く、インフラ出身の私としてはとても盛り上がるKeynotesの一つでした。
Amazon Aurora Limitless DatabaseやElasticCache Serverlessの発表が個人的にはとても気になっており、会場の歓声も大きい発表だったと感じています。
日付が飛びますが、こちら4日目のDr. Werner VogelsによるKeynotesの様子です。
毎年Tech色の強いKeynotesなのでとても楽しみにしているもので、締めくくりに出てきた"There's never been a better time to be a builder"という言葉がすごく素敵だなと感じています。
EXPO
多くの企業ブースが出展しています。
日本でもよく見かける大きな会社から、まだ米国のみでビジネスをしているベンチャーまで凄まじい数の会社が展示を行っています。
せっかくの機会なので、日本にまだ進出していない会社のブースに行きプロダクトの話を色々伺い、どのような特徴のプロダクトか、競合となりうる他社プロダクトとどんな差別化を図っているのかなど、興味深い話をたくさん聞くことができました!
一方で、改めて自身の英語力のなさには打ちひしがれるのでもっと英語力をつけねば...と感じています。
セッション
今回はBreakout sessionだけでなく、半分以上はハンズオン形式のBuilders' SessionやWorkshopに参加してきました。
こちらはBreakout Sessionの様子です。
Breakout Sessionはよくあるセミナー形式のセッションで、講演とその後QAがあるような形式です。
Builders' Sessionで数名の島に講師が1人ついて、シナリオに則ってハンズオンを進めながら、何かあればすぐに講師に質問ができるような形式です。
Builder's SessionもWorkshopもハンズオン用のAWSアカウントが払い出されるので、課金を気にすることなく色々なAWSサービスを試すことができました!
今回私が印象に残っているのは「Perform database updates with Amazon RDS Blue/Green Deployments」で、昨年度のre:Inventで発表されたAurora Blue/Green Deploymentに関するBuilder's Sessionで、ちょうど直近RDSやAuroraのメジャーバージョンアップを迎えていることもあり参加してみました。
ハンズオンは以下のような流れでした。
- Aurora Blue/Green Deploymentの環境を構築
- Blue/Greenそれぞれの環境に対して、以下のような変更の実施
- 文字コードを変更してみる
- データ型を変更してみる
- カラムを追加してみる etc
- 変更の結果、どうBlue環境からGreen環境にレプリケーションされるか、あるいはどんな理由でエラーが発生するかなどを確認
- Green環境への切り替えの流れとその際のダウンタイムの計測
- 旧環境の削除
予め環境も用意された状態で一通りの流れを実施することができ、とても勉強になりました!
すでに進めている一部RDSのバージョンアップではだいぶサービス停止時間が発生してしまっているので、ワークロードとの相性などは考える必要はあるものの、十分に選択肢になりうるものだなと感じました。
re:Play
最終日の夜に行われる、いわゆるド派手なパーティーです 笑
私はずっとLIVE Stageに入り浸っていました。
まとめ
直近のre:Inventは日本でリアルタイム配信あるいは後日配信された動画を見ていたのですが、今回現地参加して感じるのは現地でしか体験できないことの多さでした。
目的の部分でも書いていた、熱量を感じるであったりその場にいる人たちとコミュニケーションを取るなどは間違いなく現地だからこそできるものと非常に感じました。
また私自身は今回のre:Inventは2回目の参加なのですが、1回目に参加した時はまだAWSの経験が浅かったため消化不良になってしまう内容も多かったのですが、多少AWSの経験を積んだ状態で参加した今回のre:Inventの方が圧倒的に楽しかった&より良い経験になりました!
普段の業務の中で感じている課題に対してハンズオンの中で講師のSAの方に相談したり、EXPOのブースで会話してみるなどは1回目参加の際と比べて自分の成長を感じることができたとともに、とても貴重な体験ができたと考えています。
来年以降も機会があれば絶対に現地参加したいと思うのと、そのためにより一層AWSの学習と活用を進めねばと強く感じました!
明日も私(@tskoma)がre:Inventに行ってきた②を投稿します。