はじめに
プログラミング初心者にとって、最初の壁のひとつは 「公式ドキュメント読むの面倒くさい!」 だと思います。
「英語が多くて読みにくい」
「専門用語ばかりで何も頭に入ってこない」
「コードの例を見ても理解できない」
こうした悩みを解決してくれるのが、AIブラウザ Comet(Perplexity) です。
Cometを使うと、公式ドキュメントを開いたままAIに要約をお願いでき、
「初心者でも理解できるレベル」に噛み砕いた説明をもらえます。
Step1: Comet上で公式ドキュメントを開く
まずは学びたい言語やフレームワークの 公式サイト を開きます。
| 言語・技術 | 公式ドキュメントURL |
|---|---|
| Python | https://docs.python.org/3/ |
| JavaScript (MDN) | https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript |
| React | https://react.dev/ |
| Ruby on Rails | https://guides.rubyonrails.org/ |
| Node.js | https://nodejs.org/api/ |
Cometは普通のブラウザなので、
URLを入力してそのままドキュメントページを開くだけでOKです。
Step2: 要約をお願いする
ページを開いたら、右上の「アシスタント」をクリックしてCometの質問バーを開きます。
たとえば、ReactのuseContextフックのリファレンスページを開いた状態で
「このページを要約してください」と入力すると、Cometが次のような形で答えてくれます
個人的ありがたいポイント
- 英語ページでも、日本語で質問すれば日本語で答えてくれる
- ブラウザ翻訳だと変な日本語になることが多かったから、簡単に正確な意味を知ることが出来てハッピー
- 開いているページの内容を理解して答えるので、検索よりも文脈に沿った説明が得られる
- 読んでほしいページのURL送って、質問して...をしなくて良くてちょっとハッピー
Step3: 分からない専門用語をその場で質問
ドキュメントには「キーワード」や「専門用語」が多いですよね。
Bの説明を理解するのに、Aをまず理解しないといけない...という事例は少なくないと思います。
「ここでいう"context"って何ですか?」
「"メモ化"ってどういう意味ですか?」
このような質問を投げかけることで、ページの内容を参照しながら、その言葉の意味を噛み砕いて説明してくれます。
最初から、難しい単語は説明を加えるように指示しても良いかもしれませんね。
Step4: コードの意味を聞く
公式ドキュメントに載っているコード例を見て、何をしているのか分からないときも、
ここで聞いてしまいましょう。
「このコードが何をしているか、一行ずつ説明してください」
「このコードの動きを図解にして」
自分で一から調べるよりも理解スピードがぐっと上がります。
Step5: 自分の理解をチェックしてもらう
ドキュメントを読んで満足せず、本当に理解出来ているかを確認することも大切です。
「この関数の説明を自分でまとめてみました。間違いがあれば直して」
「私の理解はこうですが、正しいですか?」
AIが、送った文章を読んで修正や補足をしてくれるので、
簡単にアウトプット型の学習ができて知識の定着に繋がります。
Step6: 関連トピックを深掘り
理解した知識をさらに応用したいときは、次のように質問するのもオススメです。
「この関数と似た働きをするものはありますか?」
「これを使うときに注意すべき点を教えてください」
「この機能を使った具体的なアプリの例を教えてください」
開いているページ以外のソースも参照しながら答えてくれるので、
自然に学習の幅が広がります。
また、理解した知識が、最新の流れの中でどう扱われているかを知ることも大切です。
「〇〇機能を実装する上で、これは現在最も推奨されている技術ですか?」
初学者用のテキストや動画では頻繁に出てくる関数が、
実はもう現場では使われていない...(非推奨だった)なんてことも普通に起こり得るので、調べておきましょう。
最後に
Cometは単なるAI検索ツールではなく、"自分専用のメンター"のようになってくれます。
プログラミング学習では、「調べる → 理解する → 理解を深める → アウトプット」という流れが自然に作れるのが大きな魅力。
実装で問題にぶち当たって色々調べた結果、最初から公式ドキュメントを読んでおけば...となることも少なくないです。
公式ドキュメントに対する忌避感を無くして、効率的なプログラミング学習を行うためにも、Cometを活用してみてくださいね!



